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概要
第40巻7号
宮崎県農業気象速報
平成30年3月上旬
宮崎地方気象台
平成30年3月12日
気象概況
期間を通して、高気圧に覆われて晴れの日と、低気圧や前線、気圧の谷及び湿った空気の影響で曇りや雨の日が短い周期で変わった。
1日と9日は気圧の傾きが大きくなり、1日は日最大風向・風速が高千穂で10.8m/s(北西)、西米良で10.7m/s(北東)を観測、日最大瞬間風向・風速が高千穂で22.6m/s(北西)、鞍岡で19.2m/s(南南西)、西米良で20.0m/s(東北東)を観測した。9日は日最大瞬間風向・風速が古江で26.6m/s(北東)を観測し、それぞれ3月の1位を更新した。
また、低気圧や前線、気圧の谷の影響で大気の状態が不安定となり、5日は日最大10分間降水量が日向で7.0mm、西都で9.0mm、国富で10.5mm、赤江で11.5mmを観測、日最大1時間降水量が野尻で30.0mm、赤江で23.0mmを観測し、7日は日最大1時間降水量が北方で12.5mmを観測した。8日は日最大10分間降水量が古江で13.0mmを観測、日降水量が諸塚で69.5mm、北方で74.0mmを観測し、それぞれ3月の1位を更新した。
生物季節観測では、モンシロチョウの初見を平年より4日遅い6日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差+1.8℃~+2.7℃で平年より高いか、かなり高かった。旬降水量は、63.5mm~152.0mm(平年比127%~419%)で平年よりかなり多く、鞍岡、加久藤、小林、都城、油津、串間では平年より多かった。旬日照時間は、平年比66%~101%で平年より少なく、高千穂、鞍岡、西都では平年並だった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年よりかなり多く、旬日照時間は平年より少なかった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
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1日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
2日 | 高気圧に覆われたが、気圧の谷の影響を受けた。 | 曇時々晴 |
3日 | 気圧の谷や前線の影響を受けた。 | 雨一時曇 |
4日 | 高気圧に覆われたが、気圧の谷の影響を受けた。 | 曇一時晴 |
5日 | 前線の影響を受けた。 | 曇時々大雨、雷を伴う |
6日 | 高気圧に覆われたが、気圧の谷の影響を受けた。 | 晴一時曇 |
7日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
8日 | はじめ低気圧や気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 雨後晴 |
9日 | 高気圧に覆われた | 晴 |
10日 | 高気圧に覆われた | 快晴 |