令和3年6月農業気象月報

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概要

令和3年（2021年）6月
宮崎地方気象台

6月の気象概況

高気圧に覆われて晴れた日もあったが、期間を通して、梅雨前線や湿った空気等の影響で曇りや雨の日が多く、13 日は都農で日最大1時間降水量、26 日は古江で日最大10 分間降水量のそれぞれ多い方から6 月の極値を更新した。一方で、椎葉は月降水量の少ない方から6月の極値を更新した。
県内各地の月平均気温は平年差－0.3℃～＋0.5℃で串間は平年より高く、油津、神門、西都は平年より低く、他は平年並だった。月降水量は169.0ｍｍ～720.5ｍｍ（平年比32％～111％）で延岡、古江、北方、日向、都農、赤江、深瀬は平年並、他は平年より少ないかかなり少なかった。月間日照時間は平年比89％～107％で古江は平年より少なく、他は平年並だった。

【上旬】

高気圧に覆われて晴れた日もあったが、梅雨前線や気圧の谷、湿った空気の影響を受けて、曇りや雨の日が多かった。県内各地の旬平均気温は、平年差－0.1℃～＋0.8℃で油津、日向、西米良、西都、赤江は平年並で、他は平年より高かった。旬降水量は、56.0ｍｍ～298.0ｍｍ（平年比75％～213％）で都城、日向、西米良、都農、えびの、小林、深瀬は平年より多く、他は平年並だった。旬日照時間は、平年比77％～106％で宮崎は平年より少なく、他は平年並だった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年並、旬日照時間は平年より少なかった。

【中旬】

梅雨前線や低気圧、気圧の谷や湿った空気の影響を受けて、曇りや雨の日が多かった。都農では13 日に日最大１時間降水量59.5ｍｍを観測し、６月としての極値を更新した。県内各地の旬平均気温は、平年差＋0.2℃～＋1.1℃で都城、宮崎、加久藤、串間は平年より高く、他は平年並だった。旬降水量は、80.0ｍｍ～400.0ｍｍ（平年比28％～168％）で都城、高千穂、加久藤、えびの、串間では平年より少なく、延岡、古江、北方、日向、都農、深瀬は平年より多く、他は平年並だった。旬日照時間は、平年比35％～62％で延岡、古江は平年よりかなり少なく、他は平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年並、旬日照時間は平年より少なかった。

【下旬】

高気圧に覆われて晴れた日もあったが、期間を通して梅雨前線や湿った空気、気圧の谷の影響で曇りや雨の日が多かった。このため、26 日は古江で日最大10 分間降水量17.0ｍｍを観測し、6 月の極値を更新した。
県内各地の旬平均気温は、平年差－1.2℃～0.0℃で延岡、古江、鞍岡、西米良、加久藤、小林、串間で平年並、他は平年より低かった。
旬降水量は、19.0ｍｍ～127.0ｍｍ（平年比7％～64％）で古江は平年並、宮崎、油津、赤江、串間は平年より少なく、他は平年よりかなり少なかった。旬日照時間は、平年比135％～199％で加久藤は平年よりかなり多く、他は平年より多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年より低く、旬降水量は平年より少なく、旬日照時間は平年より多かった。