令和元年7月農業気象月報

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概要

令和元年(2019年)7月
宮崎地方気象台

7月の気象概況

上旬と中旬は、梅雨前線や気圧の谷等の影響で曇りや雨の日が多く、気温は平年より低く推移し、下旬は、高気圧に覆われて概ね晴れた日が多く、気温は平年並か平年より高く推移した。また、期間を通して、日降水量が100mmを超える大雨となった日があり、月降水量が都農で821.0mm、赤江で769.0mmに達し、月降水量の多い方からの7月の極値をそれぞれ更新した。
なお、九州南部(宮崎県を含む)は24日ごろ梅雨明け(平年より10日遅く、昨年より15日遅い)したと見られる。
県内各地の月平均気温は平年差-1.6℃~-0.2℃で平年より低く、日向、西都、小林、油津では平年よりかなり低かった。月間降水量は519.5mm~1206.5mm(平年比130%~319%)で平年よりかなり多いか、平年より多かった。月間日照時間は平年比59%~75%で平年よりかなり少ないか、平年より少なかった。。

【上旬】

期間を通して、梅雨前線や気圧の谷等の影響で曇りや雨の日が多かった。また、期間のはじめは南部を中心に大雨となり、2日に日最大10分間降水量が串間で17.0mm、3日に日降水量が都城で372.0mm、赤江で251.0mm、串間で213.0mmを観測し、それぞれ7月の極値を更新した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-3.2℃~-1.1℃で平年よりかなり低いか、平年より低かった。旬降水量は、187.5mm~690.5mm(平年比127%~611%)で平年よりかなり多く、古江、鞍岡、諸塚、北方、延岡、西米良では平年より多く、高千穂では平年並だった。旬日照時間は、平年比36%~65%で平年より少なく、神門、宮崎では平年よりかなり少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年よりかなり低く、旬降水量は平年よりかなり多く、旬日照時間は平年よりかなり少なかった。

  日々の天気概況 宮崎市の昼間の天気
1日 梅雨前線の影響を受けた。 大雨
2日 梅雨前線の影響を受けた。 雨一時曇、雷を伴う
3日 梅雨前線の影響を受けた。 大雨、雷を伴う
4日 梅雨前線の影響を受けた。 薄曇
5日 気圧の谷の影響を受けた。 曇後一時雨
6日 湿った空気の影響を受けた。 曇時々晴
7日 高気圧に覆われた。
8日 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 雨時々曇一時晴
9日 低気圧や湿った空気の影響を受けた。 曇後一時晴
10日 梅雨前線や湿った空気の影響を受けた。 雨一時曇

【中旬】

期間を通して、梅雨前線や湿った空気等の影響で曇りや雨の日が多く、日降水量が100mmを超える大雨となった所があった。
特に19日から20日にかけては、台風第5号や高気圧周辺からの暖かく湿った空気が流れ込み、北方で日最大1時間降水量68.5mmを観測、日向で日最大10分間降水量14.5mmを観測し、それぞれ7月の極値を更新、小林で日最大10分間降水量19.0mmを観測し、観測史上1位を更新した。
生物季節観測では、サルスベリの開花を平年より19日早い11日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-2.0℃~-0.4℃で平年より低く、日向、神門、西都、宮崎では平年よりかなり低かった。旬降水量は、89.5mm~455.0mm(平年比94%~515%)で平年より多いか、平年よりかなり多く、加久藤では平年並だった。旬日照時間は、平年比38%~49%で全ての観測所で平年よりかなり少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年よりかなり低く、旬降水量は平年よりかなり多く、旬日照時間は平年よりかなり少なかった。

  日々の天気概況 宮崎市の昼間の天気
11日 梅雨前線の影響を受けた。 薄曇一時雨
12日 高気圧に覆われた。
13日 梅雨前線や湿った空気の影響を受けた。 雨一時曇
14日 梅雨前線や低気圧の影響を受けた。 雨後曇、雷を伴う
15日 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 曇時々晴
16日 梅雨前線や湿った空気の影響を受けた。 曇時々晴一時雨
17日 梅雨前線や湿った空気の影響を受けた。
18日 湿った空気の影響を受けた。 大雨時々曇、雷を伴う
19日 湿った空気の影響を受けた。 雨時々曇
20日 台風第5号の影響を受けた。 大雨後一時曇、雷を伴う

【下旬】

期間のはじめは、気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨となり、21日は、古江、えびの、国富で日降水量が100mmを超える大雨となった。期間の中頃からは、高気圧に覆われて概ね晴れた日が多く、日射の影響も加わり、今季初となる猛暑日を観測した所があった。
また、九州南部(宮崎県を含む)は24日ごろ梅雨明け(平年より10日遅く、昨年より15日遅い)したと見られる。
県内各地の旬平均気温は、平年差0.0℃~+0.9℃の平年並で、小林、宮崎、都城、串間では平年より高かった。旬降水量は、37.5mm~217.0mm(平年比31%~158%)の平年並で、古江、加久藤、国富では平年より多かった。旬日照時間は、平年比83%~116%の平年並で、小林では平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量と旬日照時間は平年並だった。

  日々の天気概況 宮崎市の昼間の天気
21日 湿った空気の影響を受けた。 雨時々曇、雷を伴う
22日 湿った空気の影響を受けた。 曇一時雨
23日 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。
24日 高気圧に覆われたが、一時気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 晴時々曇
25日 高気圧に覆われた。
26日 高気圧に覆われたが、一時湿った空気の影響を受けた。 晴一時曇
27日 高気圧に覆われた。
28日 高気圧に覆われた。
29日 高気圧に覆われた。 晴後薄曇
30日 高気圧に覆われたが、一時湿った空気の影響を受けた。 晴後一時曇、雷を伴う
31日 高気圧に覆われた。