平成30年3月農業気象月報

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平成30年3月農業気象月報PDF

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概要

平成30年(2018年)3月
宮崎地方気象台

3月の気象概況

中旬までは、低気圧や前線、気圧の谷及び湿った空気の影響で曇りや雨の日もあったが、下旬は高気圧に覆われて概ね晴れの日が続いた。5日は、前線を伴った低気圧の影響で南よりの風が強まり、春一番が吹いた。
また、暖かい空気の影響で平年よりも気温が高く推移し、下旬に今年初めての夏日を観測した所があり、小林では月平均気温の高い方からの3月の1位を更新した。
県内各地の月平均気温は平年差+1.2℃~+2.1℃で平年よりかなり高いか平年より高かった。月間降水量は124.5mm~230.5mm(平年比65%~132%)の平年並で、鞍岡、えびの、油津、串間では平年より少なく、諸塚、北方では平年より多かった。月間日照時間は平年比98%~136%で平年より多く、高千穂、鞍岡では平年よりかなり多く、小林では平年並だった。

【上旬】

期間を通して、高気圧に覆われて晴れの日と、低気圧や前線、気圧の谷及び湿った空気の影響で曇りや雨の日が短い周期で変わった。1日と9日は気圧の傾きが大きくなり、1日は日最大風向・風速が高千穂で10.8m/s(北西)、西米良で10.7m/s(北東)を観測、日最大瞬間風向・風速が高千穂で22.6m/s(北西)、鞍岡で19.2m/s(南南西)、西米良で20.0m/s(東北東)を観測した。9日は日最大瞬間風向・風速が古江で26.6m/s(北東)を観測し、それぞれ3月の1位を更新した。
また、低気圧や前線、気圧の谷の影響で大気の状態が不安定となり、5日は日最大10分間降水量が日向で7.0mm、西都で9.0mm、国富で10.5mm、赤江で11.5mmを観測、日最大1時間降水量が野尻で30.0mm、赤江で23.0mmを観測し、7日は日最大1時間降水量が北方で12.5mmを観測した。8日は日最大10分間降水量が古江で13.0mmを観測、日降水量が諸塚で69.5mm、北方で74.0mmを観測し、それぞれ3月の1位を更新した。
生物季節観測では、モンシロチョウの初見を平年より4日遅い6日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差+1.8℃~+2.7℃で平年より高いか、かなり高かった。旬降水量は、63.5mm~152.0mm(平年比127%~419%)で平年よりかなり多く、鞍岡、加久藤、小林、都城、油津、串間では平年より多かった。旬日照時間は、平年比66%~101%で平年より少なく、高千穂、鞍岡、西都では平年並だった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年よりかなり多く、旬日照時間は平年より少なかった。

  日々の天気概況 宮崎市の昼間の天気
1日 高気圧に覆われた。
2日 高気圧に覆われたが、気圧の谷の影響を受けた。 曇時々晴
3日 気圧の谷や前線の影響を受けた。 雨一時曇
4日 高気圧に覆われたが、気圧の谷の影響を受けた。 曇一時晴
5日 前線の影響を受けた。 曇時々大雨、雷を伴う
6日 高気圧に覆われたが、気圧の谷の影響をうけた。 晴一時曇
7日 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 曇時々雨
8日 はじめ低気圧や気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 雨後晴
9日 高気圧に覆われた。
10日 高気圧に覆われた。 快晴

【中旬】

期間の前半は高気圧に覆われて概ね晴れたが、後半は低気圧や前線、気圧の谷及び湿った空気の影響で曇りや雨の日が多かった。19日と20日は低気圧や前線の通過で大気の状態が不安定となり、日降水量が30mmを超える観測所があった。
生物季節観測では、サクラの開花を平年より8日早い16日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差+0.8℃~+2.4℃で全ての観測所で平年より高かった。旬降水量は、33.5mm~77.0mm(平年比61%~112%)で全ての観測所で平年並だった。旬日照時間は、平年比79%~120%の平年並で、古江、日向、神門、西米良では平年より少なく、小林では平年よりかなり少なく、串間では平年より多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量と旬日照時間は平年並だった。

  日々の天気概況 宮崎市の昼間の天気
11日 高気圧に覆われた。 快晴
12日 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷の影響を受けた。 薄曇一時晴
13日 高気圧に覆われた
14日 高気圧に覆われた 快晴
15日 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 晴後一時雨
16日 前線や湿った空気の影響をうけた。 曇時々雨
17日 高気圧に覆われた
18日 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 曇後一時雨
19日 気圧の谷や前線の影響を受けた。 雨後一時曇
20日 前線や低気圧の影響を受けた。 雨時々曇

【下旬】

期間を通して、高気圧に覆われて概ね晴れの日が多かった。21日は低気圧や気圧の谷の影響で、まとまった雨となった。
また、期間のはじめは平年より気温の低い日もあったが、中頃からは暖かい空気の影響で、平年よりも気温が高く推移した。
生物季節観測では、サクラの満開及びイチョウの発芽を共に平年より7日早い26日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差+0.6℃~+1.7℃で平年より高く、鞍岡、西米良では平年並で、小林では平年よりかなり高かった。旬降水量は、5.0mm~32.0mm(平年比7%~48%)で平年よりかなり少なく、鞍岡、諸塚、北方、延岡、神門、西都、国富では平年より少なかった。旬日照時間は、平年比137%~192%で全ての観測所で平年よりかなり多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年よりかなり少なく、旬日照時間は平年よりかなり多かった。

  日々の天気概況 宮崎市の昼間の天気
21日 低気圧や気圧の谷の影響を受けた。 雨時々曇
22日 高気圧に覆われた。
23日 高気圧に覆われた。
24日 高気圧に覆われた。 快晴
25日 高気圧に覆われた。
26日 高気圧に覆われた。 晴時々薄曇
27日 気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 曇後晴
28日 高気圧に覆われた。
29日 高気圧に覆われた。
30日 高気圧に覆われた。 晴後一時薄曇
31日 高気圧に覆われた。