平成29年9月農業気象月報

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平成29年9月農業気象月報PDF

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概要

平成29年(2017年)9月
宮崎地方気象台

8月の気象概況

上旬は、高気圧に覆われて概ね晴れの日が多かった。中旬と下旬は、台風第18号や前線、気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多く、特に15日から前線や台風第18号の影響で激しい雨が降り始め、16日に赤江で日降水量、17日に国富で日最大1時間降水量を共に観測史上1位を更新、17日に鞍岡で日最大1時間降水量の9月の1位を更新し、加久藤で日最大瞬間風向・風速の観測史上1位を更新(9月の極値更新表参照)する等、大荒れの天気となった。
また、17日04時頃から07時頃にかけて、宮崎市、延岡市、日向市、東諸県郡国富町で、台風第18号に伴う発達した積乱雲により、竜巻の可能性がある突風が発生した。
県内各地の月平均気温は平年差-1.0℃~+0.3℃で平年より低く、加久藤、宮崎、都城では平年並で、串間では平年より高かった。月間降水量は325.0mm~816.5mm(平年比102%~214%)で平年より多く、高千穂、古江、延岡、日向では平年並だった。月間日照時間は平年比74%~88%で平年より少なく、鞍岡、小林では平年並だった。

【上旬】

期間のはじめと終わりは、高気圧に覆われて概ね晴れの日が多かった。期間の中頃は前線や気圧の谷、湿った空気の影響で曇りや雨の日が多く、7日は、前線や湿った空気の影響で大気の状態が不安定となり、加久藤とえびので、日降水量が60mm以上の雨を観測した。
生物季節観測では、モズの初鳴を平年並の5日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-1.4℃~-0.2℃で平年より低く、延岡、加久藤、宮崎、都城、串間では平年並で、高千穂では平年よりかなり低かった。旬降水量は、22.5mm~92.0mm(平年比29%~103%)で平年並で、加久藤では平年より多かった。旬日照時間は、平年比104%~129%で平年より多く、高千穂、古江、日向、神門、都城では平年並だった。
宮崎市の旬平均気温と旬降水量は平年並で、旬日照時間は平年より多かった。

  日々の天気概況 宮崎市の昼間の天気
1日 高気圧に覆われた。
2日 高気圧に覆われた。
3日 高気圧に覆われた。
4日 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 雨時々曇
5日 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 雨後曇
6日 高気圧に覆われた。
7日 前線や湿った空気の影響を受けた。 雨時々曇、雷を伴う
8日 はじめ前線や湿った空気の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 晴一時曇
9日 高気圧に覆われた。
10日 高気圧に覆われた。

【中旬】

期間のはじめは、前線や気圧の谷、湿った空気の影響で曇りや雨の日が多く、期間の中頃は、前線や台風第18号の影響で大気の状態が不安定となり大荒れの天気となった。16日に赤江で日降水量313.5mmを観測、17日に国富で日最大1時間降水量81.5mmを観測し、共に観測史上1位を更新した。17日に鞍岡で日最大1時間降水量71.0mmを観測し、9月の1位を更新した。
宮崎県は17日の朝、風速25m/s以上の暴風域に入り、加久藤で北の風、最大瞬間風速26.5m/sを観測し、日最大瞬間風向・風速の観測史上1位を更新した。期間の終わりは、高気圧に覆われて概ね晴れの日が多かった。
生物季節観測では、ヤマハギの開花を平年より27日遅い18日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-0.9℃~+0.6℃で平年より低く、延岡、加久藤、宮崎、都城、油津では平年並で、串間では平年より高かった。旬降水量は、192.5mm~626.5mm(平年比173%~396%)で平年より多いか、平年よりかなり多かった。旬日照時間は、平年比39%~63%で平年よりかなり少なく、高千穂、鞍岡、油津では平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年並で旬降水量は平年よりかなり多く、旬日照時間は平年よりかなり少なかった。

  日々の天気概況 宮崎市の昼間の天気
11日 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。
12日 前線や湿った空気の影響を受けた。 曇時々雨、雷を伴う
13日 前線や湿った空気の影響を受けた。 曇一時雨
14日 前線や湿った空気の影響を受けた。
15日 前線や台風第18号の影響を受けた。
16日 前線や台風第18号の影響を受けた。 大雨後時々曇
17日 台風第18号の影響を受けた。 大雨後時々曇
18日 高気圧に覆われた。
19日 高気圧に覆われた。 晴時々薄曇
20日 気圧の谷の影響を受けた。 曇一時雨

【下旬】

期間の中頃までは前線や気圧の谷、湿った空気の影響で曇りや雨の日が多く、特に22日は、前線や気圧の谷の影響で大気の状態が不安定となり田野、都城、油津で、日降水量が100mmを超える大雨を観測した。期間の終わりは気圧の谷の影響で一時雨となった日もあったが、高気圧に覆われて概ね晴れた。
生物季節観測では、ススキの開花を平年並の28日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-1.6℃~-0.3℃で平年より低く、鞍岡、加久藤、宮崎、都城では平年並だった。旬降水量は、41.5mm~193.5mm(平年比40%~204%)で平年並か平年より多く、串間では平年よりかなり多かった。旬日照時間は、平年比58%~82%で平年より少なく、鞍岡、延岡では平年並だった。
宮崎市の旬平均気温と旬降水量は平年並で、旬日照時間は平年より少なかった。

  日々の天気概況 宮崎市の昼間の天気
21日 前線や気圧の谷の影響を受けた。 雨一時曇
22日 前線や気圧の谷の影響を受けた。 大雨後時々曇
23日 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 曇一時雨
24日 前線や気圧の谷の影響を受けた。 曇時々雨
25日 前線や気圧の谷の影響を受けた。
26日 湿った空気の影響を受けた。 曇時々雨
27日 前線や湿った空気の影響を受けた。 雨一時曇
28日 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷の影響を受けた。 晴後時々曇一時雨
29日 高気圧に覆われた。
30日 気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 曇時々晴