平成29年7月農業気象月報

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概要

平成29年(2017年)7月
宮崎地方気象台

7月の気象概況

期間を通して、高気圧に覆われて晴れの日が多く、強い日射の影響も加わって気温が上がり、日最高気温が35℃以上の猛暑日となった所があった。日最低気温では、31日に古江、延岡、日向で共に7月の日最低気温の高い方からの極値を更新し、延岡で年間の日最低気温の高い方からの極値を更新した(7月の極値更新表参照)。4日は台風第3号の影響により、6日と26日は気圧の谷や湿った空気の影響で大気の状態が不安定となり、日降水量が100mmを超える大雨となった所があり、4日に古江で7月の日最大風向・風速の極値を更新した(7月の極値更新表参照)。
また、九州南部(宮崎県を含む)は13日ごろ梅雨明け(平年より1日早く、昨年より5日早い)したと見られる。
県内各地の月平均気温は平年差+0.8℃~+1.3℃で平年より高いか平年よりかなり高かった。月間降水量は68.5mm~558.0mm(平年比33%~111%)で平年並か平年より少なかった。月間日照時間は平年比91%~115%で平年並で、鞍岡、西都、小林、串間では平年より多く、加久藤では平年より少なかった。

【上旬】

期間のはじめは、高気圧に覆われて晴れの日が多く、強い日射の影響も加わって気温が上がり、宮崎、赤江では猛暑日となる35℃以上を観測した。期間の中頃と終わりは台風第3号の影響や気圧の谷、湿った空気の影響により雨や曇りの日が多く、特に4日は台風第3号の影響で、えびので日降水量162.0mmの大雨を観測し、古江では日最大風向・風速、南15.5m/sを観測して7月の極値を更新した。
また、6日は気圧の谷や湿った空気の影響で大気の状態が不安定となり、高千穂で101.0mm、加久藤で147.0mmの大雨を観測した。
生物季節観測では、サルスベリの開花を平年より20日早い10日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差+0.5℃~+1.4℃で平年より高く、日向で平年並だった。旬降水量は、68.5mm~343.0mm(平年比68%~170%)で平年並で、高千穂、鞍岡、加久藤、小林、都城、串間で平年より多かった。旬日照時間は、平年比62%~90%で平年並で、西米良、加久藤で平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量と旬日照時間は平年並だった。

  日々の天気概況 宮崎市の昼間の天気
1日 高気圧に覆われた。 薄曇後晴
2日 高気圧に覆われた。
3日 高気圧に覆われた。
4日 台風第3号の影響を受けた。 雨時々曇、雷を伴う
5日 はじめ高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 晴時々薄曇
6日 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 雨時々曇、雷を伴う
7日 湿った空気の影響を受けた。 曇後時々雨
8日 湿った空気の影響を受けた。 曇時々雨、雷を伴う
9日 湿った空気の影響を受けた。 曇時々雨
10日 湿った空気の影響を受けた。

【中旬】

期間を通して、高気圧に覆われて晴れの日が多く、強い日射の影響も加わって気温が上がり、14日及び16日から18日にかけて日最高気温が35℃以上の猛暑日となった所があった。
また、九州南部(宮崎県を含む)は13日ごろ梅雨明け(平年より1日早く、昨年より5日早い)したと見られる。
生物季節観測では、アブラゼミの初鳴を平年並の12日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差+0.4℃~+1.2℃で平年より高く、串間では平年よりかなり高かった。旬降水量は、0.0mm~88.5mm(平年比0%~99%)で平年よりかなり少ないか平年より少なく、神門、国富、宮崎、都城、深瀬では平年並で、串間では平年より多かった。旬日照時間は、平年比116%~151%で平年より多く、油津では平年並だった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年並で、旬日照時間は平年より多かった。

  日々の天気概況 宮崎市の昼間の天気
11日 湿った空気の影響を受けた。 薄曇時々晴
12日 梅雨前線の影響を受けた。
13日 はじめ湿った空気の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 晴後薄曇
14日 高気圧に覆われた。
15日 高気圧に覆われた。
16日 高気圧に覆われた。
17日 高気圧に覆われた。
18日 はじめ高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 曇、雷を伴う
19日 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 曇一時雨
20日 高気圧に覆われた。

【下旬】

期間を通して、高気圧に覆われて概ね晴れの日が多く、強い日射の影響も加わって気温が上がり、日最高気温が35℃以上の猛暑日となった所があった。日最低気温では、31日に古江で26.7℃、延岡と日向で26.8℃を観測し、共に7月の日最低気温の高い方からの極値を更新し、延岡で年間の日最低気温の高い方からの極値を更新した。
また、気圧の谷や湿った空気の影響で曇や雨となった所があり、26日は日射の影響も加わって大気の状態が不安定となり、えびので日降水量103.5mmの大雨を観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差+0.9℃~+2.0℃で平年よりかなり高いか、平年より高かった。旬降水量は、0.0mm~183.0mm(平年比0%~111%)で平年並で、野尻、宮崎、油津、串間では平年より少なく、古江、日向、西都では平年よりかなり少なく、小林では平年より多かった。旬日照時間は、平年比73%~120%で平年並で、延岡、神門、都城では平年より少なく、油津では平年より多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年よりかなり高く、旬降水量は平年より少なく、旬日照時間は平年並だった。

  日々の天気概況 宮崎市の昼間の天気
21日 はじめ高気圧に覆われたが、気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 晴後一時曇
22日 はじめ高気圧に覆われたが、次第に湿った空気の影響を受けた。 晴時々薄曇
23日 はじめ高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 晴後一時曇
24日 はじめ高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷の影響を受けた。 晴時々薄曇
25日 はじめ高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷の影響を受けた。 曇時々晴
26日 はじめ高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷の影響を受けた。 晴時々薄曇
27日 はじめ高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷の影響を受けた。 晴一時曇
28日 はじめ高気圧に覆われたが、次第に湿った空気の影響を受けた。 晴時々曇
29日 高気圧に覆われた。
30日 高気圧に覆われた。
31日 はじめ高気圧に覆われたが、次第に湿った空気の影響を受けた。 晴後時々薄曇