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概要
第42巻3号
宮崎県農業気象速報
令和2年1月下旬
宮崎地方気象台
令和2年2月3日
気象概況
期間の中頃までは、前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多かったが、期間の終わりは、冬型の気圧配置となり概ね晴れた。期間の中頃までは、寒気の南下が弱く、気温は平年より高く推移し、23 日は、日最高気温が延岡23.9℃、古江20.7℃、小林20.6℃を観測し、日最高気温の高い方からの1 月の極値を更新した。また、27 日は、前線を伴った低気圧が発達しながら九州付近を通過したため、日降水量が古江211.0 ㎜、都農105.0 ㎜、北方95.5 ㎜、赤江76.5 ㎜を観測し、日最大1 時間降水量も古江91.5 ㎜、日最大10 分間降水量が古江21.5 ㎜、北方8.5 ㎜を観測、日最大風速が赤江で北東の風18.1m/s、日最大瞬間風速が鞍岡で南西の風24.2m/s、西都で北東の風21.1m/sを観測し、それぞれ1 月の極値を更新した。また、30 日は上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、大気の状態が不安定となり宮崎市で雷を伴い37 年ぶりに氷あられを観測した。
生物季節観測では、ひばりの初鳴を平年より20 日早い21 日に、つばきの開花を平年より4日早い22 日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差+3.4℃~+5.5℃で全ての観測所で平年よりかなり高かった。旬降水量は、52.5 ㎜~236.5 ㎜(平年比170%~1148%)で深瀬、串間は平年より多く、他は平年よりかなり多かった。旬日照時間は、平年比51%~73%で平年よりかなり少ないか、平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年よりかなり高く、旬降水量は平年よりかなり多く、旬日照時間は平年よりかなり少なかった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
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21日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
22日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇後一時雨 |
23日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 雨後晴一時曇 |
24日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇 |
25日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 雨 |
26日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 雨時々曇 |
27日 | 前線や低気圧の影響を受けた。 | 大雨 |
28日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
29日 | 冬型の気圧配置となった。 | 晴時々曇 |
30日 | 冬型の気圧配置となった。 | 晴時々曇一時雨、雷・あられを伴う |
31日 | 冬型の気圧配置となった。 | 晴 |