令和6年10月農業気象月報

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概要

令和6年（2024年）10月
宮崎地方気象台

１０月の気象概況

高気圧に覆われて晴れとなった日もあるが、前線や湿った空気等の影響を受けて大気の状態が不安定となり大雨や雷を伴う日があった。特に、22 日は高気圧縁辺をまわる暖かく湿った空気の流れ込みが続き、日最大1 時間降水量では古江で114.0 ミリ、都農で88.0 ミリの観測史上1 位の値を更新した。（その他極値更新は下表参照）
各地の月平均気温は平年差＋1.8℃～＋3.3℃で、すべての観測点で平年よりかなり高かった。月降水量は151.0 ミリ～691.5 ミリ（平年比92％～301％）で、日之影、西米良は平年並、その他は平年より多いか、かなり多かった。月日照時間は平年比45％～65％で、すべての観測点で平年よりかなり少なかった。

【上旬】

高気圧に覆われて晴れとなった日もあるが、前線や湿った空気の影響等を受けて曇りや雨となった日が多かった。
県内各地の旬平均気温は平年差＋0.7℃～＋2.4℃で、すべての観測点で平年より高かった。旬降水量は15.5 ミリ～83.5 ミリ（平年比31％～184％）で、油津、赤江、深瀬、串間は平年より少なく、高千穂、鞍岡、諸塚、えびの高原は平年より多く、その他は平年並だった。旬日照時間は平年比53％～99％で、都城、油津、小林、串間は平年並、その他は平年より少ないか、かなり少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年並、旬日照時間は平年より少なかった。

【中旬】

高気圧に覆われて晴れとなった日もあるが、気圧の谷や湿った空気の影響を受けて曇りや雨となった日が多かった。
県内各地の旬平均気温は平年差＋1.9℃～＋3.6℃で、すべての観測点で平年よりかなり高かった。旬降水量は19.5 ミリ～193.5 ミリ（平年比36％～277％）で、赤江は平年よりかなり多く、その他は平年並か平年より多かった。旬日照時間は平年比49％～86％で、すべての観測点で平年より少ないか、かなり少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年よりかなり高く、旬降水量は平年より多く、旬日照時間は平年より少なかった。

【下旬】

前線や湿った空気の影響を受けて曇りや雨となった日が多かった。
県内各地の旬平均気温は平年差＋2.6℃～＋4.6℃で、すべての観測点で平年よりかなり高かった。旬降水量は63.0 ミリ～490.5 ミリ（平年比130％～707％）で、すべての観測点で平年より多いか、かなり多かった。旬日照時間は平年比16％～39％で、すべての観測点で平年よりかなり少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年よりかなり高く、旬降水量は平年よりかなり多く、旬日照時間は平年よりかなり少なかった。