令和6年4月農業気象月報

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概要

令和6年（2024年）4月
宮崎地方気象台

４月の気象概況

低気圧や前線及び湿った空気の影響で曇りや雨の日が多く、日照時間が平年の半分程度となっている所もあり、26 日に九州南部の日照不足に関する九州南部・奄美地方気象情報第1 号を発表した。
また、南から暖かい空気が流れ込んだ影響で小林、赤江では月平均気温の高い方からの極値を更新した。（極値更新は下表参照）
各地の月平均気温は平年差＋1.8℃～＋3.4℃で、すべての観測点で平年よりかなり高かった。月降水量は193.5 ミリ～353.5 ミリ（平年比108％～179％）で、古江、都農、串間は平年並、その他は平年より多いか、かなり多かった。月日照時間は平年比45％～64％で、すべての観測点で平年よりかなり少なかった。
生物季節観測では、3 日にさくら（そめいよしの）の満開を観測（平年より1 日遅く、昨年より4 日遅い）した。

【上旬】

前線や低気圧、気圧の谷や湿った空気の影響を受けて曇りや雨の日が多かった。
県内各地の旬平均気温は平年差＋1.9℃～＋3.4℃で、すべての観測点で平年より高いか、かなり高かった。旬降水量は69.5 ミリ～148.5 ミリ（平年比91％～286％）でえびの高原では平年並、その他は平年より多いか、かなり多かった。旬日照時間は平年比49％～65％で、すべての観測点で平年より少ないか、かなり少なかった。
生物季節観測では、3 日にさくら（そめいよしの）の満開を観測（平年より1 日遅く、昨年より4 日遅い）した。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年より多く、旬日照時間は平年より少なかった。

【中旬】

気圧の谷や湿った空気の影響を受けて曇りや雨の日が多かった。
県内各地の旬平均気温は平年差＋1.2℃～＋3.3℃で、鞍岡は平年よりかなり高く、その他は平年より高かった。旬降水量は10.0 ミリ～76.5ミリ（平年比23％～112％）で、鞍岡は平年よりかなり少なく、赤江は平年より多く、その他は平年並か平年より少なかった。旬日照時間は平年比57％～88％で、すべての観測点で平年より少ないか、かなり少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年並、旬日照時間は平年よりかなり少なかった。

【下旬】

低気圧や前線、湿った空気の影響を受けて曇りや雨の日が多かった。
県内各地の旬平均気温は平年差＋2.0℃～＋3.5℃で、すべての観測点で平年よりかなり高かった。旬降水量は79.5 ミリ～193.5 ミリ（平年比102％～246％）で、都農、串間は平年並、その他は平年より多いか、かなり多かった。旬日照時間は平年比19％～66％で、油津は平年より少なく、その他は平年よりかなり少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年よりかなり高く、旬降水量は平年より多く、旬日照時間は平年よりかなり少なかった。