令和6年2月農業気象月報

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概要

令和6年（2024年）2月
宮崎地方気象台

2月の気象概況

高気圧に覆われて晴れた日があったが、低気圧や前線、湿った空気の影響を受けて曇りや雨となった日が多かった。また、南から暖かい空気が流れ込んだ影響で気温は平年よりかなり高く、県内13 の観測点で月平均気温の高い方からの極値を更新した。
各地の月平均気温は平年差＋2.0℃～＋3.9℃で、すべての観測点で平年よりかなり高かった。月降水量は136.0 ミリ～359.0 ミリ（平年比125％～215％）で、すべての観測点で平年より多いか、かなり多かった。月日照時間は平年比73％～86％で、すべての観測点で平年より少ないか、かなり少なかった。（極値更新は下表参照）

【上旬】

前半は前線や湿った空気の影響を受けて曇りや雨の日が続いたが、後半は高気圧に覆われて晴れた日が多かった。
県内各地の旬平均気温は平年差＋1.7℃～＋4.3℃で、すべての観測点で平年より高いか、かなり高かった。旬降水量は46.0 ミリ～88.5 ミリ（平年比188％～389％）で、すべての観測点で平年より多いか、かなり多かった。旬日照時間は平年比52％～73％で、すべての観測点で平年より少ないか、かなり少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年よりかなり高く、旬降水量は平年よりかなり多く、旬日照時間は平年よりかなり少なかった。

【中旬】

この期間、高気圧と気圧の谷や湿った空気の影響を受けて、天気は短い周期で変化した。
19 日は日本海にある低気圧や前線に向かって南よりの風が強まり、気温も高くなった所が多く、九州南部・奄美地方で「春一番」が吹いた。
県内各地の旬平均気温は平年差＋3.6℃～＋5.3℃で、すべての観測点で平年よりかなり高かった。旬降水量は11.5 ミリ～80.5 ミリ（平年比27％～117％）で古江、串間は平年より多く、その他は平年並か平年より少なかった。旬日照時間は平年比98％～144％で、鞍岡は平年よりかなり多く、その他は平年並か平年より多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年よりかなり高く、旬降水量は平年より少なく、旬日照時間は平年並だった。

【下旬】

高気圧に覆われて晴れた日があったが、前線や低気圧、気圧の谷や湿った空気の影響を受けて、曇りや雨の日が多かった。
県内各地の旬平均気温は平年差＋0.5℃～＋2.8℃で、すべての観測点で平年並か平年より高かった。旬降水量は57.5 ミリ～190.0 ミリ（平年比122％～313％）で赤江は平年並、その他は平年より多いか、かなり多かった。旬日照時間は平年比49％～67％で、すべての観測点で平年より少ないか、かなり少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年より多く、旬日照時間は平年より少なかった。