令和5年7月農業気象月報

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概要

令和5年（2023年）7月
宮崎地方気象台

７月の気象概況

高気圧に覆われて晴れた日もあったが、梅雨前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多く、大雨となった日があった。
各地の月平均気温は平年差＋0.3℃～＋0.9℃で、すべての観測点で平年並か平年より高かった。月降水量は220.0 ミリ～673.0 ミリ（平年比58％～140％）で、都城、日之影、西米良は平年より少なく、他は平年並か平年より多かった。月日照時間は平年比70％～96％で、すべての観測点で平年並か平年より少なかった。

【上旬】

梅雨前線や湿った空気の影響を受けて、曇りや雨の日が多く、大雨となった日があった。
県内各地の旬平均気温は平年差＋0.3℃～＋1.5℃で、都城は平年よりかなり高く、他は平年並か平年より高かった。旬降水量は126.5 ミリ～550.5 ミリ（平年比68％～228％）で、高千穂は平年よりかなり多く、他は平年並か平年より多かった。旬日照時間は平年比41％～104％で、すべての観測点で平年並か平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年より多く、旬日照時間は平年並だった。
都城特別地域気象観測所は機器障害のため、3 日04 時～4 日16 時まですべての要素を欠測とした。

【中旬】

高気圧に覆われて晴れた日もあったが、気圧の谷や湿った空気の影響を受けて、曇りや雨の日が多かった。
県内各地の旬平均気温は平年差＋0.3℃～＋1.5℃で、古江は平年並、他は平年より高いか、かなり高かった。旬降水量は0.0 ミリ～108.0 ミリ（平年比0％～73％）で、都農は平年よりかなり少なく、他は平年並か平年より少なかった。旬日照時間は平年比73％～123％で、加久藤は平年より少なく、他は平年並か平年より多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年よりかなり高く、旬降水量は平年より少なく、旬日照時間は平年より多かった。

【下旬】

高気圧に覆われて晴れた日もあったが、気圧の谷や湿った空気の影響等を受けて、曇りや雨の日が多かった。
県内各地の旬平均気温は平年差－0.6℃～＋0.3℃で、小林は平年よりかなり低く、他は平年並か平年より低かった。旬降水量は25.5 ミリ～179.0 ミリ（平年比10％～233％）で、高千穂、日之影、加久藤、えびの高原、小林は平年より少なく、他は平年並か平年より多かった。日照時間は平年比72％～103％で、すべての観測点で平年並か平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温、旬降水量共に平年並、旬日照時間は平年より少なかった。
九州南部（宮崎県を含む）は7 月23 日ごろに梅雨明けしたとみられる。平年より8 日遅く、昨年より1 日遅かった。
23 日は延岡で19.0 ミリ、30 日は国富で24.0 ミリ、31 日は日向で15.5 ミリ（いずれも日最大10 分間降水量）を観測し、7 月の極値を更新した。