令和3年9月農業気象月報

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概要

令和3年（2021年）9月
宮崎地方気象台

9月の気象概況

高気圧に覆われて晴れた日もあったが、湿った空気等の影響で曇りや雨の日が多く、特に13 日から17 日は東シナ海を北上した台風第14 号と九州南部に停滞した前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、大気の状態が非常に不安定な状況が続き、赤江で月降水量は903.5)ミリを記録し、月降水量の多い方から９月としての極値を更新した（）：準正常値）。
県内各地の月平均気温は平年差＋0.2℃～＋1.1℃で古江、日向は平年並、他は平年より高かった。月降水量は78.5 ミリ～903.5 ミリ（平年比23％～231％）で宮崎、赤江、油津は平年よりかなり多いか多く、他は平年並か平年より少ないかかなり少なかった。月間日照時間は平年比75％～120％で延岡、古江、日向、神門は平年より少なく、他は平年並か平年より多かった。

【上旬】

高気圧に覆われ晴れた日もあったが、前線や湿った空気の影響等を受け曇りや雨の日が多かった。
県内各地の旬平均気温は、平年差－0.2℃～＋1.1℃で全ての地点で平年並か平年より高かった。旬降水量は、0 ミリ～97.5 ミリ（平年比0％～89％）で都城は平年より多く、えびのは平年並、他は平年より少なかった。旬日照時間は、平年比70％～111％で全ての地点で平年並か平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年よりかなり少なく、旬日照時間は平年並だった。

【中旬】

期間の中頃まで九州付近に前線が停滞し、湿った空気や台風第14 号の影響を受けて雨の日が多く、大雨となった所もあった。16 日は赤江で日降水量382.0］ミリを観測し、９月としての極値を更新した（］:資料不足値）。
県内各地の旬平均気温は、平年差－0.4℃～＋0.7℃で古江、日向は平年より低く、他は平年並だった。旬降水量は、59.5 ミリ～790.5］ミリ（平年比45％～495％）で宮崎、赤江、油津は平年よりかなり多く、他は平年並か平年より多かった。旬日照時間は、平年比40％～88％で西米良、串間は平年並、他は平年よりかなり少ないか少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年並、旬降水量は平年よりかなり多く、旬日照時間は平年よりかなり少なかった。

【下旬】

高気圧に覆われて晴れた日もあったが、湿った空気の影響で曇りや雨となった日もあった。27 日にすすきの開花を観測した（昨年と同じで平年より1 日早い）。
県内各地の旬平均気温は、平年差＋1.0℃～＋2.0℃で全ての地点で平年より高かった。旬降水量は、5.0 ミリ～129.5 ミリ（平年比６％～106％）で鞍岡、日之影で平年よりかなり少なく、他は平年並か平年より少なかった。旬日照時間は、平年比108％～163％で日向、神門は平年並で、他は平年より多いかかなり多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年並、旬日照時間は平年より多かった。