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概要
令和元年(2019年)9月
宮崎地方気象台
9月の気象概況
高気圧と気圧の谷や湿った空気等の影響を交互に受け、天気は数日の周期で変わり、上旬は台風第13号、下旬は台風第17号の影響で大雨や荒れた天気となった。また、南からの暖かい空気の影響も加わり、気温は平年より高く推移した。22日は発達した積乱雲により、延岡市で竜巻が発生した。
県内各地の月平均気温は平年差+0.5℃~+2.0℃で、全ての観測所で平年よりかなり高いか、平年より高かった。月間降水量は85.5mm~698.0mm(平年比33%~171%)で、諸塚、北方、延岡、神門では平年より多く、深瀬、串間では平年より少なく、他は平年並だった。
月間日照時間は平年比84%~118%で、油津、串間では平年より多く、古江、延岡、日向、神門では平年より少なく、他は平年並だった。
【上旬】
高気圧に覆われて晴れた日もあったが、前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多かった。特に6日と7日は、台風第13号の影響で荒れた天気となった所があり、西米良と諸塚では日降水量が100mmを超える大雨となった。更に、南からの暖かい空気の影響で、日最低気温が高千穂で23.9℃を観測し、日最低気温の高い方からの9月の極値を更新した。
県内各地の旬平均気温は平年差+0.2℃~+1.8℃で、鞍岡、加久藤、都城、串間は平年よりかなり高く、他は平年より高かった。旬降水量は31.5mm~217.5mm(平年比41%~194%)で、えびの、小林、宮崎、油津、串間は平年並で、加久藤は平年より少なく、他は平年より多かった。旬日照時間は平年比66%~117%で、串間は平年より多く、他は平年並か平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年並で、旬日照時間は平年より少なかった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
1日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇 |
2日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 曇一時雨 |
3日 | 高気圧に覆われたが、一時湿った空気の影響を受けた。 | 晴一時曇 |
4日 | 高気圧に覆われたが、一時湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々晴一時雨 |
5日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 雨時々曇 |
6日 | 台風第13号や湿った空気の影響を受けた。 | 曇一時雨 |
7日 | 台風第13号や湿った空気の影響を受けた。 | 晴時々曇一時雨 |
8日 | 高気圧に覆われたが、一時湿った空気の影響を受けた。 | 晴一時雨 |
9日 | 高気圧に覆われたが、一時湿った空気の影響を受けた。 | 晴一時雨、雷を伴う |
10日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
【中旬】
期間を通して、高気圧に覆われて晴れた日が多かったが、気圧の谷や湿った空気等の影響で曇りや雨の日もあった。12日は湿った空気や日射の影響で山沿いを中心に激しい雨となり、日最大10分間降水量が加久藤で25.5mm、諸塚で21.5mmを観測し、それぞれ観測史上1位を更新した。
生物季節観測では、ヤマハギの開花を平年より23日遅い14日に、ススキの開花を平年より11日早い16日に観測した。
県内各地の旬平均気温は平年差+0.6℃~+2.0℃で、延岡、加久藤、小林、串間では平年よりかなり高く、他は平年より高かった。旬降水量は8.0mm~119.0mm(平年比7%~62%)で、諸塚、北方、神門、加久藤、都城、油津、串間では平年並で、他は平年より少なかった。旬日照時間は平年比113%~155%で、高千穂では平年よりかなり多く、他は平年より多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年より少なく、旬日照時間は平年より多かった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
11日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
12日 | 高気圧に覆われたが、次第に湿った空気の影響を受けた。 | 晴時々曇 |
13日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇後一時雨 |
14日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨一時晴 |
15日 | 湿った空気の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴一時曇 |
16日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
17日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
18日 | 高気圧に覆われたが、一時湿った空気の影響を受けた。 | 晴後時々曇 |
19日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
20日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
【下旬】
高気圧と気圧の谷や湿った空気の影響を交互に受け、天気は数日の周期で変わり、日降水量が100mmを超える大雨となった所があった。21日から22日は、東シナ海から対馬海峡を通過し日本海に進んだ台風第17号の影響で暖かく湿った空気が流入し、21日の日最大1時間降水量が赤江で109.5mmの猛烈な雨を観測、宮崎でも75.5mmの非常に激しい雨を観測し、解析雨量では宮崎市付
近で120mm以上の猛烈な雨となり、記録的短時間大雨情報を発表するなど荒れた天気となった。
生物季節観測では、モズの初鳴を平年より13日遅い23日に観測した。
県内各地の旬平均気温は平年差+0.6℃~+2.4℃で、加久藤、小林、串間では平年よりかなり高く、他は平年より高かった。旬降水量は35.5mm~483.0mm(平年比41%~561%)で、諸塚、神門、西米良では平年よりかなり多く、野尻、都城、深瀬、串間では平年並で、他は平年より多かった。旬日照時間は平年比53%~99%で、高千穂、日向では平年よりかなり少なく、加久藤、油津、串間では平年並で、他は平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年より多く、旬日照時間は平年より少なかった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
21日 | 台風第17号の影響を受けた。 | 大雨後曇 |
22日 | 台風第17号の影響を受けた。 | 大雨時々曇、雷を伴う |
23日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 晴後曇 |
24日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴時々曇一時雨 |
25日 | 高気圧に覆われたが、一時湿った空気の影響を受けた。 | 晴時々曇 |
26日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 雨時々曇、雷を伴う |
27日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨一時晴 |
28日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 大雨一時曇 |
29日 | 高気圧に覆われたが、一時気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 晴後一時雨 |
30日 | 高気圧に覆われたが、一時気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 晴時々薄曇 |