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概要
令和元年(2019年)6月
宮崎地方気象台
6月の気象概況
期間を通して、気圧の谷や湿った空気等の影響で曇りや雨の日が多く、特に九州付近に停滞した梅雨前線の活動が活発となり、大雨や荒れた天気となった日があった。また、日之影と都農で月降水量の少ない方から、高千穂で月間日照時間の多い方からの6月の極値をそれぞれ更新した。
県内各地の月平均気温は平年差-0.3℃~+0.4℃の平年並で、西都、小林では平年より低かった。月間降水量は211.0mm~832.0mm(平年比55%~102%)の平年並で、高千穂、古江、鞍岡、西都、野尻、都城、油津では平年より少なかった。月間日照時間は平年比92%~118%の平年並で、高千穂、延岡、日向、西都、小林では平年より多かった。
【上旬】
高気圧に覆われて晴れた日もあったが、気圧の谷や湿った空気等の影響で曇りや雨の日が多く、特に7日は荒れた天気となり、日最大瞬間風速が西都で18.5m/s(西南西)、小林で18.5m/s(西)、西米良で14.2m/s(南東)を観測し、それぞれ6月の極値を更新した。
生物季節観測では、アジサイの開花を平年より8日遅い7日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差+0.5℃~+1.2℃で平年より高く、串間では平年よりかなり高かった。旬降水量は、41.5mm~138.0mm(平年比44%~144%)の平年並で、諸塚、北方、延岡、神門、小林では平年より多く、野尻、油津、串間では平年より少なかった。
旬日照時間は、平年比63%~100%の平年並か平年より少なく、鞍岡では平年よりかなり少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量と旬日照時間は平年並だった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
1日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇 |
2日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 雨 |
3日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇一時雨 |
4日 | 梅雨前線や低気圧の影響を受けた。 | 雨一時曇 |
5日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
6日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
7日 | 梅雨前線や低気圧の影響を受けた。 | 雨時々曇、雷を伴う |
8日 | 高気圧に覆われたが、一時気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 晴時々曇 |
9日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇 |
10日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 薄曇 |
【中旬】
期間を通して、高気圧と気圧の谷や湿った空気の影響を交互に受けて天気は数日の周期で変わり、14日から15日にかけては、前線を伴った低気圧が発達しながら九州南部付近を北東進したため、平野部では荒れた天気となった。また、気圧の傾きが大きくなり、古江で日最大風速13.5m/s(北)、日最大瞬間風速21.3m/s(北北東)を観測し、それぞれ6月の極値を更新した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-1.2℃~-0.3℃で平年より低く、小林では平年よりかなり低く、宮崎では平年並だった。旬降水量は、48.0mm~141.0mm(平年比26%~91%)で平年より少なく、加久藤、えびのでは平年よりかなり少なく、古江、北方、延岡、日向では平年並だった。旬日照時間は、平年比118%~164%で平年より多いか、平年よりかなり多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年並で、旬降水量は平年より少なく、旬日照時間は平年より多かった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
11日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々晴一時雨 |
12日 | 高気圧に覆われたが、一時湿った空気の影響を受けた。 | 晴時々曇 |
13日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 薄曇時々晴 |
14日 | 低気圧や前線の影響を受けた。 | 大雨 |
15日 | 低気圧の影響を受けた。 | 雨時々曇一時晴、雷を伴う |
16日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
17日 | 高気圧に覆われた。 | 薄曇後晴 |
18日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 雨時々曇 |
19日 | 低気圧や湿った空気の影響を受けた。 | 雨後曇 |
20日 | 高気圧に覆われた。 | 晴後一時薄曇 |
【下旬】
高気圧に覆われて晴れた日もあったが、気圧の谷や湿った空気等の影響で曇りや雨の日が多く、特に30日は梅雨前線が九州付近に停滞したため、西米良、加久藤、小林、えびの、深瀬では日降水量が100mmを超える大雨となった。
生物季節観測では、アブラゼミの初鳴を平年より14日早い25日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-0.9℃~+0.5℃で全ての観測所で平年並だった。旬降水量は、87.5mm~636.5mm(平年比61%~176%)の平年並で、西米良、えびの、小林、串間では平年より多く、深瀬では平年よりかなり多く、高千穂、鞍岡、西都では平年より少なかった。旬日照時間は、平年比67%~136%の平年並か平年より多く、油津、串間では平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温、旬降水量、旬日照時間は全て平年並だった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
21日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇 |
22日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷の影響を受けた。 | 晴後薄曇 |
23日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇 |
24日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
25日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や梅雨前線の影響を受けた。 | 晴後曇 |
26日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 雨後一時曇 |
27日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 雨時々曇一時晴 |
28日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 雨後時々晴、雷を伴う |
29日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 雨時々曇 |
30日 | 梅雨前線の影響を受けた。 | 大雨 |