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概要
令和元年(2019年)5月
宮崎地方気象台
5月の気象概況
上旬と下旬は、高気圧に覆われて概ね晴れた日が多かった。中旬は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多く、日之影で月降水量が273.0mmに達し、月降水量の多い方からの5月の極値を更新した。また、期間の前半は平年より気温が低く、後半は平年より気温が高く推移した。
なお、九州南部(宮崎県を含む)は31日ごろ梅雨入り(平年と同じで、昨年より5日早い)したと見られる。
県内各地の月平均気温は平年差-0.3℃~+0.7℃の平年並で、小林、宮崎、都城、油津、串間では平年より高かった。月間降水量は102.0mm~488.0mm(平年比44%~191%)で平年より多いか、平年よりかなり多く、高千穂、野尻、都城では平年並で、鞍岡、西米良、加久藤、えびの、小林では平年より少なかった。月間日照時間は平年比104%~121%で平年より多いか、平年並だった。
【上旬】
期間を通して、高気圧に覆われて概ね晴れたが、気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨の日もあった。また、7日は高気圧に覆われて空気が乾燥し、延岡で日最小相対湿度14%を観測した。更に、8日に赤江で日最低気温9.2℃を観測し日最低気温の低い方から、9日に小林で日最高気温15.3℃を観測し日最高気温の低い方から、それぞれ5月の極値を更新した。
生物季節観測では、ホタルの初見を平年より11日早い5日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-1.4℃~-0.8℃で平年より低く、西都、小林では平年よりかなり低かった。旬降水量は、4.5mm~35.5mm(平年比5%~52%)で平年よりかなり少ないか、平年より少なかった。旬日照時間は、平年比121%~145%で平年より多く、延岡、西米良では平年よりかなり多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年より低く、旬降水量は平年よりかなり少なく、旬日照時間は平年より多かった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
1日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 雨時々曇 |
2日 | 高気圧に覆われた。 | 晴時々薄曇 |
3日 | 高気圧に覆われた。 | 薄曇後晴 |
4日 | 高気圧に覆われた。 | 晴後薄曇 |
5日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
6日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇 |
7日 | 高気圧に覆われたが、一時気圧の谷の影響を受けた。 | 晴時々曇 |
8日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々晴 |
9日 | 低気圧や湿った空気の影響を受けた。 | 雨後時々曇 |
10日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 晴後曇 |
【中旬】
高気圧に覆われて晴れた日もあったが、気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多かった。18日は、気圧の傾きが大きくなり、小林で日最大瞬間風速17.5m/s(東南東)を観測した。更に、18日から20日にかけて、日降水量が100mmを超える大雨となった所があり、日最大10分間降水量が串間で15.5mm、西都で14.0mm、赤江で13.5mm、国富で13.0mm、日最大1時間降水量が油津で81.5mm、宮崎で61.0mm、西都で58.0mm、都農で49.0mm、日之影で25.0mm、日降水量が都農で153.0mm、赤江で136.5mm、日之影で111.5mm、月最大24時間降水量が油津で293.5mm、宮崎で214.5mmを観測し、それぞれ5月の極値を更新した。
県内各地の旬平均気温は、平年差+0.2℃~+1.5℃で平年よりかなり高いか平年より高く、高千穂、神門、西米良では平年並だった。旬降水量は、63.0mm~433.5mm(平年比72%~567%)で平年よりかなり多く、高千穂、鞍岡、都城では平年より多く、西米良、加久藤、えびの、小林では平年並だった。旬日照時間は、平年比62%~85%の平年並か平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年よりかなり高く、旬降水量は平年よりかなり多く、旬日照時間は平年並だった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
11日 | 気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 曇時々晴一時雨 |
12日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
13日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 晴後薄曇 |
14日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 雨後曇 |
15日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 薄曇時々晴 |
16日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 薄曇後一時晴 |
17日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨一時晴 |
18日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 雨 |
19日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 雨後一時曇 |
20日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
【下旬】
期間の前半は、高気圧に覆われて概ね晴れたが、後半は、前線や気圧の谷の影響で曇りや雨の日もあった。期間の前半に、今季初の真夏日を観測した所があり、24日に串間32.2℃、25日に加久藤34.2℃、都城34.0℃、小林33.6℃、高千穂33.0℃を観測し、日最高気温の高い方からのそれぞれ5月の極値を更新した。
また、九州南部(宮崎県を含む)は31日ごろ梅雨入り(平年と同じで、昨年より5日早い)したと見られる。
生物季節観測では、ヤマツツジの開花を平年より28日遅い23日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差0.0℃~+1.6℃の平年並か平年より高く、小林、宮崎では平年よりかなり高かった。旬降水量は、2.5mm~55.5mm(平年比3%~42%)で平年よりかなり少なく、高千穂、鞍岡、加久藤、えびの、小林、都城、深瀬では平年より少なかった。旬日照時間は、平年比127%~145%で平年よりかなり多く、古江、鞍岡、西米良、油津では平年より多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年よりかなり高く、旬降水量は平年よりかなり少なく、旬日照時間は平年よりかなり多かった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
21日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴一時曇 |
22日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
23日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
24日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
25日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
26日 | 高気圧に覆われた。 | 薄曇時々晴 |
27日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇後一時雨 |
28日 | 前線の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 雨時々曇一時晴 |
29日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇 |
30日 | 高気圧に覆われた。 | 晴時々薄曇 |
31日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇後雨 |