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概要
平成31年(2019年)3月
宮崎地方気象台
3月の気象概況
上旬と下旬は、高気圧に覆われて晴れた日と、気圧の谷や前線等の影響で曇りや雨の日が短い周期で経過し、中旬は、高気圧に覆われて概ね晴れた日が多かった。また、10日は低気圧や湿った空気の影響で平野部を中心に大雨となった所があり、月降水量が都農では341.5mmを観測し月降水量の多い方からの3月の極値を更新した。
県内各地の月平均気温は平年差+0.5℃~+1.1℃で平年より高く、古江、西米良では平年並だった。月間降水量は139.0mm~341.5mm(平年比84%~155%)の平年並で、北方、延岡、日向、西都、小林、国富、宮崎では平年より多かった。月間日照時間は平年比107%~120%で平年より多く、油津では平年並だった。
【上旬】
期間を通して、高気圧に覆われて晴れた日と、気圧の谷や前線等の影響で曇りや雨の日が短い周期で経過し、10日は、九州の南海上にある低気圧が北東進し、平野部を中心に日降水量が100mmを超える大雨となった所があった。このため、日最大10分間降水量が日之影で7.0mm、北方で4.5mm、日向で8.0mm、都農で12.5mm、日最大1時間降水量が日之影で15.0mm、北方で18.0mm、都農で43.0mm、日降水量が日之影で66.0mm、北方で111.5mm、延岡で102.0mm、都農で173.0mmを観測し、それぞれ3月の極値を更新した。
県内各地の旬平均気温は、平年差+0.9℃~+2.3℃で平年より高く、小林では平年よりかなり高かった。旬降水量は、87.0mm~282.0mm(平年比180%~565%)で平年よりかなり多く、加久藤、えびの、小林、油津では平年より多かった。旬日照時間は、平年比56%~82%で平年より少なく、神門では平年よりかなり少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年よりかなり多く、旬日照時間は平年より少なかった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
1日 | 高気圧に覆われた。 | 晴一時薄曇 |
2日 | 気圧の谷や前線の影響を受けた。 | 曇後雨 |
3日 | 低気圧の影響を受けた。 | 雨一時曇 |
4日 | 気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴時々曇一時雨 |
5日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷の影響を受けた。 | 晴時々曇 |
6日 | 低気圧や前線の影響を受けた。 | 大雨 |
7日 | 高気圧に覆われたが、一時湿った空気の影響を受けた。 | 晴一時曇 |
8日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
9日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々晴 |
10日 | 低気圧や湿った空気の影響を受けた。 | 大雨 |
【中旬】
期間を通して、高気圧に覆われて概ね晴れた日が多かったが、気圧の谷や前線の影響で、山沿いを中心に雨の降った日もあっ
た。19日は前線を伴った低気圧の影響で雨となり、西米良で日最大10分間降水量が8.5mmを観測し、3月の極値を更新した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-0.9℃~+0.4℃の平年並で、古江、日向では平年より低かった。旬降水量は、0.5mm~31.0mm(平
年比1%~63%)で平年より少ないかかなり少なく、北方、日向では平年並だった。旬日照時間は、平年比144%~173%で全ての観測所
で平年よりかなり多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年並で、旬降水量は平年より少なく、旬日照時間は平年よりかなり多かった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
11日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
12日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
13日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
14日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 晴後曇 |
15日 | 気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 曇後晴 |
16日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
17日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
18日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や前線の影響を受けた。 | 曇時々晴 |
19日 | 低気圧や前線の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴時々雨一時曇、雷を伴う |
20日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷の影響を受けた。 | 晴時々薄曇 |
【下旬】
この期間は、高気圧に覆われて晴れた日と、気圧の谷や前線等の影響で曇りや雨の日が短い周期で経過した。期間中一時的に
寒気の影響があったものの、平年よりも気温は高く推移し、日最高気温が25℃以上の夏日を観測した所があった。また、21日は、日本
海にある低気圧の影響で南よりの風が強まり、春一番が吹いた。
生物季節観測では、サクラの開花を平年より2日早い22日、イチョウの発芽を平年より5日早い28日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差+0.6℃~+1.6℃で平年より高く、鞍岡、西米良、加久藤では平年並で、延岡では平年よりかなり高か
った。旬降水量は、11.5mm~88.0mm(平年比16%~77%)で平年より少なく、加久藤、えびの、国富、宮崎では平年並で、古江、北
方では平年よりかなり少なかった。旬日照時間は、平年比99%~127%で平年より多く、西米良、加久藤、小林、都城では平年並だった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年並で、旬日照時間は平年より多かった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
21日 | 高気圧に覆われたが、次第に前線の影響を受けた。 | 晴時々曇一時雨 |
22日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇 |
23日 | 気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 曇後晴 |
24日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
25日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇後一時雨 |
26日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
27日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
28日 | 前線や低気圧の影響を受けた。 | 雨後晴一時曇 |
29日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇後一時晴 |
30日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴時々曇 |
31日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |