平成30年12月農業気象月報

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平成30年12月農業気象月報PDF

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概要

平成30年(2018年)12月
宮崎地方気象台

12月の気象概況

期間の前半は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多かった。期間の後半は、低気圧や前線等の影響で曇りや雨の日もあったが、高気圧に覆われて概ね晴れた日も多かった。
また、この期間は、日照時間が少なく、小林で月間日照時間の少ない方からの12月の1位を更新した。
県内各地の月平均気温は平年差+0.6℃~+2.0℃で平年より高く、鞍岡、加久藤、小林、都城、串間では平年よりかなり高かった。月間降水量は69.5mm~199.5mm(平年比102%~277%)で平年より多く、西都、深瀬、油津では平年よりかなり多く、鞍岡では平年並だった。月間日照時間は平年比66%~86%で平年よりかなり少なく、鞍岡、西米良では平年より少なかった。

【上旬】

期間を通して、気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多かった。特に、3日から4日にかけては、南から暖かく湿った空気の影響により、3日に日最大10分間降水量を油津で18.5mm、深瀬で13.0mm、串間で11.0mmを観測、日最大1時間降水量を油津で65.0mm、串間で22.0mmを観測、4日に日最大10分間降水量を赤江で12.5mmを観測し、それぞれ12月の1位を更新した。また、日最低気温が3日に鞍岡で12.3℃、4日に延岡で15.1℃、都城で16.7℃、宮崎で17.5℃、油津で18.0℃、高千穂で13.7℃、古江で15.9℃、日向で15.9℃、神門で13.5℃、西米良で14.5℃、加久藤で15.7℃、西都で16.2℃、赤江で17.9℃、串間で17.9℃を観測し、日最低気温の高い方からの12月の1位をそれぞれ更新した。更に、日最高気温が4日に鞍岡で21.5℃、日向で24.1℃、赤江で24.9℃を観測し、日最高気温の高い方からの12月の1位をそれぞれ更新した。
生物季節観測では、カエデの落葉を平年より16日早い4日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差+1.8℃~+3.7℃で全ての観測所でかなり高かった。旬降水量は、33.5mm~117.5mm(平年比132%~377%)で平年より多いか、かなり多かった。旬日照時間は、平年比20%~57%で平年よりかなり少なく、鞍岡では平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温はかなり高く、旬降水量は平年より多く、旬日照時間は平年よりかなり少なかった。

  日々の天気概況 宮崎市の昼間の天気
1日 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 晴後薄曇
2日 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 曇後雨
3日 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 雨時々曇、雷を伴う
4日 前線の影響を受けた。 曇時々雨
5日 高気圧に覆われたが、次第に湿った空気の影響を受けた。 晴時々曇
6日 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。
7日 気圧の谷の影響を受けた。 曇時々晴一時雨
8日 気圧の谷の影響を受けた。 曇一時晴
9日 気圧の谷の影響を受けた。
10日 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。

【中旬】

この期間は、高気圧に覆われて晴れた日と、低気圧や前線等の影響で曇りや雨となる日が短い周期で経過した。
また、15日は、寒気の流れ込みと放射冷却の影響で冷え込み、初霜を平年より18日遅く、昨年より24日遅く、初氷を平年より12日遅く、昨年より24日遅く、それぞれ観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-0.5℃~+0.8℃の平年並で、串間では平年より高く、古江では平年より低かった。旬降水量は、18.5mm~49.5mm(平年比73%~308%)の平年並で、古江、諸塚、北方、延岡、神門、えびの、都城では平年より多く、日向では平年よりかなり多かった。旬日照時間は、平年比79%~107%の平年並で、高千穂、古江、鞍岡、延岡、都城では平年より少なく、西米良では平年より多かった。
宮崎市の旬平均気温、旬降水量及び旬日照時間は平年並だった。

  日々の天気概況 宮崎市の昼間の天気
11日 低気圧や前線の影響を受けた。 雨時々曇
12日 高気圧に覆われた。
13日 高気圧に覆われたが、一時気圧の谷の影響を受けた。 晴時々曇
14日 高気圧に覆われた
15日 高気圧に覆われた 快晴
16日 低気圧や前線の影響を受けた。 雨時々曇
17日 高気圧に覆われた
18日 高気圧に覆われた 快晴
19日 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷の影響を受けた。 晴後一時曇
20日 気圧の谷の影響を受けた。 曇後一時雨

【下旬】

期間を通して、高気圧に覆われて概ね晴れた日が多かったが、気圧の谷や湿った空気等の影響で曇りや雨の降った日もあった。
また、期間のはじめは、暖かい空気の影響で平年よりも気温が高く、期間の終わりは、寒気の流れ込みにより平年よりも気温の低い状態が続いた。
県内各地の旬平均気温は、平年差+0.3℃~+1.7℃で平年より高く、古江、延岡、日向では平年並だった。旬降水量は、9.0mm~62.0mm(平年比64%~301%)で平年より多く、高千穂、鞍岡、諸塚、神門、えびのでは平年並で、油津では平年よりかなり多かった。旬日照時間は、平年比85%~116%で平年並か平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年より多く、旬日照時間は平年より少なかった。

  日々の天気概況 宮崎市の昼間の天気
21日 低気圧や前線の影響を受けた。
22日 高気圧に覆われたが、一時湿った空気の影響を受けた。 晴時々霧一時曇
23日 高気圧に覆われたが、一時気圧の谷の影響を受けた。 晴時々曇
24日 高気圧に覆われたが、一時気圧の谷の影響を受けた。 晴時々曇
25日 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 晴後曇
26日 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 雨後一時曇
27日 高気圧に覆われた。
28日 高気圧に覆われた。 快晴
29日 高気圧に覆われた。 快晴
30日 高気圧に覆われた。 快晴
31日 気圧の谷の影響を受けた。 曇後一時雨