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概要
平成30年(2018年)6月
宮崎地方気象台
6月の気象概況
期間を通して、梅雨前線や気圧の谷等の影響で曇りや雨の日が多く、日降水量が100mmを超える大雨となった所があった。上旬は暖かい空気の影響で平年よりも気温が高く、その後、平年並で推移した。なお、27日は、延岡で35.8℃を観測し今季初の猛暑日となった。
また、北方で日最大10分間降水量、小林で月間日照時間の多い方からの6月の1位をそれぞれ更新した(6月の極値更新表参照)。
県内各地の月平均気温は平年差+0.2℃~+0.9℃で平年並か平年より高かった。月間降水量は364.5mm~780.5mm(平年比91%~166%)の平年並で、諸塚、北方、日向、国富、宮崎では平年より多く、延岡では平年よりかなり多かった。月間日照時間は平年比91%~117%の平年並で、高千穂、延岡、日向、小林では平年より多く、串間では平年より少なかった。
【上旬】
期間のはじめは、高気圧に覆われて概ね晴れの日があったが、中頃以降は、梅雨前線や気圧の谷等の影響で曇りや雨の日が続いた。8日は、梅雨前線や湿った空気の影響で大気の状態が不安定となり、都農で日最大1時間降水量が57.5mmの非常に激しい雨を観測し、日降水量が102.5mmの大雨となった。
生物季節観測では、アジサイの開花を平年より3日遅い2日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差+0.2℃~+1.4℃で平年より高く、加久藤、串間では平年よりかなり高く、西都では平年並だった。旬降水量は、40.0mm~206.0mm(平年比44%~157%)の平年並で、高千穂、小林では平年より多く、都城では平年より少なかった。旬日照時間は、平年比71%~94%で平年より少ないか平年並だった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年並で、旬日照時間は平年より少なかった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
1日 | 気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴一時曇 |
2日 | 高気圧に覆われた。 | 薄曇時々晴 |
3日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷の影響を受けた。 | 曇時々晴 |
4日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々晴一時雨 |
5日 | 梅雨前線や湿った空気の影響を受けた。 | 雨時々曇 |
6日 | 梅雨前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇後一時雨 |
7日 | 梅雨前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
8日 | 梅雨前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨、雷を伴う |
9日 | 梅雨前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇 |
10日 | 梅雨前線や湿った空気の影響を受けた。 | 雨時々曇 |
【中旬】
期間を通して、梅雨前線や低気圧等の影響で曇りや雨の日が多かったが、期間のはじめに高気圧に覆われて晴れた日もあった。
特に19日、20日は梅雨前線の活動が活発となり、日降水量が100mmを超える大雨となった所があった。
県内各地の旬平均気温は、平年差-0.5℃~+0.6℃の平年並で、高千穂、日向、小林では平年より低く、串間では平年より高かった。旬降水量は、175.0mm~516.5mm(平年比102%~232%)で平年より多く、西都、小林、深瀬では平年並で、延岡では平年よりかなり多かった。旬日照時間は、平年比73%~114%の平年並で、串間では平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年並で、旬降水量は平年より多く、旬日照時間は平年並だった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
11日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
12日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
13日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
14日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇後雨 |
15日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 薄曇 |
16日 | 高気圧に覆われたが、次第に湿った空気の影響を受けた。 | 晴時々曇 |
17日 | 低気圧や湿った空気の影響を受けた。 | 大雨時々曇 |
18日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 曇一時雨 |
19日 | 梅雨前線の影響を受けた。。 | 大雨 |
20日 | 梅雨前線の影響を受けた。。 | 大雨、雷を伴う |
【下旬】
期間を通して、梅雨前線や湿った空気の影響を受けて曇りや雨の日が多かった。23日と30日は大気の状態が不安定となり、日降水量が100mmを超える大雨となった所があった。特に30日は、北方で日最大10分間降水量17.5mmを観測し、6月の1位を更新した。
また、27日は、暖かい空気の影響で気温が上がり、延岡で35.8℃を観測し今季初の猛暑日となった。
生物季節観測では、アブラゼミの初鳴を平年より11日早い28日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-0.3℃~+1.0℃の平年並で、神門、加久藤では平年より高かった。旬降水量は、73.0mm~262.5mm(平年比40%~164%)の平年並で、高千穂、鞍岡、西米良、加久藤、西都、えびの、小林では平年より少なく、北方、延岡、日向では平年より多かった。旬日照時間は、平年比101%~179%で平年より多く、高千穂、鞍岡、日向、小林では平年よりかなり多く、都城、油津、串間では平年並だった。
宮崎市の旬平均気温と旬降水量は平年並で、旬日照時間は平年より多かった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
21日 | 梅雨前線の影響を受けた。 | 雨後曇一時晴 |
22日 | 高気圧に覆われたが、次第に梅雨前線の影響を受けた。 | 晴時々曇 |
23日 | 梅雨前線の影響を受けた。 | 大雨、雷を伴う |
24日 | 梅雨前線の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 薄曇一時晴 |
25日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
26日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨一時晴、雷を伴う |
27日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 薄曇 |
28日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 曇 |
29日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
30日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 雨時々曇、雷を伴う |