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概要
平成30年(2018年)2月
宮崎地方気象台
2月の気象概況
期間の中旬は高気圧に覆われて晴れの日が続いたが、上旬と下旬は低気圧や前線、気圧の谷及び湿った空気の影響で天気は短い周期で変わった。上旬は強い寒気の流れ込みで日最低気温の低い方からの観測史上1位を更新した所があった。また、中旬と下旬は日最小相対湿度や日最大1時間降水量、日最大瞬間風向・風速が、それぞれ2月の1位を更新した所があった。(2月の極値更新表参照)。
県内各地の月平均気温は平年差-2.4℃~-1.3℃で平年より低く、高千穂、古江、鞍岡、延岡、日向では平年よりかなり低かった。月間降水量は64.5mm~160.0mm(平年比73%~121%)で全ての観測所で平年並だった。月間日照時間は平年比99%~108%で全ての観測所で平年並だった。
【上旬】
期間のはじめと終わりは、低気圧や気圧の谷及び湿った空気の影響で曇りや雨の日があったが、中頃は、高気圧に覆われて概
ね晴れとなり、強い寒気の流れ込みで平年よりも気温が低く推移した。特に7日は、強い寒気と放射冷却の影響で冷え込み、日最低気温が古江で-6.0℃、日向で-7.1℃、赤江で-3.8℃を観測し、それぞれ日最低気温の低いほうからの観測史上1位を更新した。
生物季節観測では、ウメの開花を平年より16日遅い7日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-4.0℃~-2.9℃で全ての観測所で平年よりかなり低かった。旬降水量は、13.0mm~36.5mm(平年比75%~224%)の平年並で、古江、諸塚、日向、西都、国富、宮崎、都城では平年より多かった。旬日照時間は、平年比84%~112%の平年並で、鞍岡では平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年よりかなり低く、旬降水量は平年より多く、旬日照時間は平年並だった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
1日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 雨後一時曇 |
2日 | 高気圧に覆われたが、気圧の谷の影響を受けた。 | 薄曇一時晴、霧を伴う |
3日 | 高気圧に覆われたが、気圧の谷の影響を受けた。 | 晴時々薄曇 |
4日 | 冬型の気圧配置となった。 | 晴 |
5日 | 冬型の気圧配置となった。 | 薄曇後晴 |
6日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
7日 | 高気圧に覆われた。 | 晴一時薄曇 |
8日 | はじめ気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴時々曇 |
9日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇一時晴 |
10日 | 低気圧の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 雨時々曇一時晴 |
【中旬】
期間のはじめは高気圧に覆われて平野部では概ね晴れの所が多かったが、山沿いでは気圧の谷や寒気の影響で雨や雪の降った所があった。中頃からは高気圧と低気圧や前線、気圧の谷及び湿った空気の影響で、晴れた日と曇りや雨の日が短い周期で変わった。
また、18日は高気圧に覆われて空気が乾燥し、都城で日最小相対湿度が10%となり、2月の1位を更新した。
生物季節観測では、ツバキの開花を平年より25日遅い20日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-2.2℃~-0.8℃で平年より低く、神門、西米良、加久藤、宮崎では平年並だった。旬降水量は、16.0mm~52.0mm(平年比42%~88%)で全ての観測所で平年並だった。旬日照時間は、平年比87%~120%の平年並で、延岡、日向、神門、西都、宮崎では平年より多く、加久藤では平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温と旬降水量は平年並で、旬日照時間は平年より多かった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
11日 | 冬型の気圧配置となった。 | 快晴 |
12日 | 冬型の気圧配置となった。 | 晴 |
13日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
14日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
15日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇一時雨 |
16日 | 気圧の谷や前線の影響を受けた。 | 雨 |
17日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
18日 | 高気圧に覆われた。 | 晴後一時曇 |
19日 | 前線や低気圧の影響を受けた。 | 雨 |
20日 | はじめ気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 薄曇時々晴 |
【下旬】
この期間は、高気圧に覆われて晴れの日と、気圧の谷や前線の影響で曇りや雨の日が短い周期で変わった。28日は気圧の谷や前線、南からの暖かく湿った空気の影響で大気の状態が不安定となり、野尻で日最大1時間降水量16.5mmを観測、また、気圧の傾きが大きくなり、赤江で日最大瞬間風向・風速23.7m/s(西)を観測し、それぞれ2月の1位を更新した。
生物季節観測では、ウグイスの初鳴を平年より1日遅い26日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-1.7℃~+0.4℃の平年並で、小林では平年より低かった。旬降水量は、28.5mm~71.5mm(平年比84%~191%)で平年並か平年より多かった。旬日照時間は、平年比87%~130%の平年並で、鞍岡、小林では平年より多かった。
宮崎市の旬平均気温、旬降水量、旬日照時間は全て平年並だった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
21日 | 気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 雨時々曇一時晴 |
22日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 薄曇 |
23日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
24日 | 高気圧に覆われた。 | 晴時々薄曇 |
25日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 雨 |
26日 | 高気圧に覆われた。 | 晴時々霧 |
27日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
28日 | 気圧の谷や前線の影響を受けた。 | 雨時々曇 |