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概要
平成29年(2017年)6月
宮崎地方気象台
6月の気象概況
期間の前半は、移動性高気圧に覆われて晴れの日が多く、後半は、梅雨前線や気圧の谷、湿った空気の影響により曇りや雨の日が多かった。宮崎で日最小相対湿度、串間で日降水量及び日最高気温の高いほうからの6月の極値を更新し、小林と串間で月間日照時間の多い方からの6月の極値をそれぞれ更新した。(6月の極値更新表参照)
また、九州南部(宮崎県を含む)は6日ごろ梅雨入り(平年より6日遅く、昨年より13日遅い)したと見られる。
県内各地の月平均気温は平年差-1.0℃~-0.3℃で平年より低かった。月間降水量は234.5mm~648.5mm(平年比63%~122%)で平年並か平年より少なく、日向、串間では平年より多かった。月間日照時間は平年比102%~122%で平年より多く、鞍岡、西米良、加久藤、宮崎では平年並だった。
【上旬】
この期間は、高気圧に覆われて晴れの日が多く、2日は、強い日射の影響も加わって気温が上がり、日最高気温の高い方から串間で32.8℃を観測し、5日は、宮崎で日最小相対湿度15%を観測し、それぞれ6月の極値を更新した。
また、九州南部(宮崎県を含む)は6日ごろ梅雨入り(平年より6日遅く、昨年より13日遅い)したと見られる。
生物季節観測では、アジサイの開花を平年より9日遅い88日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-0.8℃~+0.6℃で平年並か平年より低く、都城、串間では平年より高かった。旬降水量は、13.0mm~68.0mm(平年比12%~56%)で平年より少なく、諸塚、北方、神門では平年よりかなり少なく、小林、深瀬では平年並だった。旬日照時間は、平年比123%~167%で平年よりかなり多く、鞍岡、加久藤では平年より多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年並で、旬降水量は平年より少なく、旬日照時間は平年よりかなり多かった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
1日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇 |
2日 | 高気圧に覆われた。 | 薄曇後晴 |
3日 | 高気圧に覆われた。 | 晴後一時薄曇 |
4日 | 高気圧に覆われた。 | 晴時々薄曇 |
5日 | はじめ高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 晴一時曇 |
6日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇後一時雨 |
7日 | 梅雨前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇後雨 |
8日 | はじめ気圧の谷や湿った空気の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴一時曇 |
9日 | はじめ気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴時々薄曇 |
10日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷の影響を受けた。 | 曇時々晴 |
【中旬】
期間のはじめと終わりは、梅雨前線の影響で雨が降り、特に20日は、大気の状態が不安定となり、日降水量が100mmを超える大雨となった所があった。この大雨により、「大雨と落雷及び突風に関する宮崎県気象情報」第1号から第4号を発表し、串間では日降水量207.0mmを観測し、6月の極値を更新した。
また、期間の中頃は高気圧に覆われて晴れの日もあったが、気圧の谷や湿った空気の影響で、雲が広がりやすかった。
県内各地の旬平均気温は、平年差-1.5℃~-0.5℃で平年より低く、西都、油津、串間では平年よりかなり低かった。旬降水量は、37.5mm~273.5mm(平年比31%~155%)で平年並で、高千穂、鞍岡、諸塚、北方、神門では平年より少なく、都城、深瀬、油津、串間では平年より多かった。旬日照時間は、平年比124%~156%で平年より多く、古江、延岡、日向では平年よりかなり多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年より低く、旬降水量は平年並で、旬日照時間は平年より多かった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
11日 | はじめ梅雨前線の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 大雨後晴時々曇 |
12日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇 |
13日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 薄曇 |
14日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇 |
15日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
16日 | はじめ気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 曇後晴 |
17日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇 |
18日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
19日 | 高気圧に覆われた。 | 薄曇後時々晴 |
20日 | 梅雨前線の影響を受けた。 | 大雨時々曇 |
【下旬】
期間を通して、梅雨前線や気圧の谷、湿った空気の影響により雨や曇りの日が多く、特に24日と25日は、梅雨前線の影響を受けて日降水量が100mmを超える大雨となった所があった。
県内各地の旬平均気温は、平年差-2.1℃~-0.2℃で平年より低く、古江、鞍岡、延岡、神門、西米良で平年並だった。旬降水量は、137.0mm~377.5mm(平年比80%~200%)で平年並で、諸塚、延岡、神門、深瀬、油津、串間で平年より多く、日向で平年よりかなり多かった。旬日照時間は、平年比22%~45%で平年よりかなり少なく、都城、油津で平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年より低く、旬降水量は平年並で、旬日照時間は平年よりかなり少なかった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
21日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 薄曇一時晴 |
22日 | 梅雨前線の影響を受けた。 | 雨時々曇 |
23日 | 梅雨前線の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
24日 | 梅雨前線の影響を受けた。 | 曇後雨 |
25日 | 梅雨前線の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
26日 | 梅雨前線の影響を受けた。 | 雨後時々曇 |
27日 | 気圧の谷や梅雨前線の影響を受けた。 | 雨時々曇 |
28日 | 気圧の谷や梅雨前線の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
29日 | はじめ梅雨前線の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 曇後晴 |
30日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 曇、雷を伴う |