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概要
令和2年(2020年)9月
宮崎地方気象台
9月の気象概況
この期間は、高気圧に覆われて晴れた日もあったが、台風及び前線や気圧の谷などの影響で曇りや雨の日が多く、日降水量が100 ㎜を超える大雨や大荒れの天気となった所があった。また、日照時間が少なく、小林で月間日照時間の少ない方からの9月の極値を更新した。
県内各地の月平均気温は平年差-0.7℃~+0.4℃で宮崎は平年より高く、油津、日向、西米良、小林は平年より低く、他は平年並だった。
月降水量は330.5 ㎜~1080.5 ㎜(平年比104%~247%)で宮崎、油津、古江、西都、国富は平年並で、西米良、えびのは平年よりかなり多く、他は平年より多かった。月間日照時間は平年比63%~86%で鞍岡は平年並で、他は平年よりかなり少ないか平年より少なかった。
【上旬】
この期間は、台風第9号や第10 号の接近により大雨や大荒れの天気となった日があり、日最大10 分間降水量が2日にえびので18.5 ㎜、6日に北方で22.5 ㎜、野尻で18.0 ㎜を観測、暖かい空気の影響で、2日に日最低気温が油津で27.8℃、串間で27.5℃、宮崎27.0℃、都城25.6℃、加久藤25.1℃、高千穂24.0℃を観測し、それぞれ日最大10 分間降水量と日最低気温の高い方からの9月の極値を更新した。また、日最大10 分間降水量が2日に小林で20.5 ㎜、日降水量が6日に西米良で364.5 ㎜、日最大瞬間風速が6日に小林で34.4m/s、西米良で32.0m/s、鞍岡で29.2m/s、高千穂で28.4m/s を観測し、それぞれ観測史上1位を更新した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-0.1℃~+1.5℃で延岡は平年よりかなり高く、他は平年より高いか、平年並だった。旬降水量は、138.5㎜~783.0 ㎜(平年比135%~608%)で宮崎、油津、古江、小林、国富は平年より多く、他は平年よりかなり多かった。旬日照時間は、平年比58%~89%で加久藤は平年よりかなり少なく、古江、西都、小林は平年並で、他は平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年より多く、旬日照時間は平年より少なかった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
1日 | 湿った空気や台風第9号の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
2日 | 台風第9号の影響を受けた。 | 曇時々雨、雷を伴う |
3日 | 高気圧に覆われたが、一時湿った空気の影響を受けた。 | 晴一時雨後曇 |
4日 | 前線や湿った空気の影響を受けたが、一時高気圧に覆われた。 | 曇時々晴一時雨 |
5日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨一時晴、雷を伴う |
6日 | 台風第10 号の影響を受けた。 | 暴風雨、雷を伴う |
7日 | 台風第10 号の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 曇時々雨後晴 |
8日 | 高気圧に覆われたが、一時湿った空気の影響を受けた。 | 晴後一時曇 |
9日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇時々雨一時晴 |
10日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や前線の影響を受けた。 | 晴後曇一時雨 |
【中旬】
今期間は、前線や気圧の谷などの影響で曇りや雨の日が多かった。11 日は、前線に向かって南から暖かい湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となり、日最大10 分間降水量が延岡で26.5 ㎜を観測し、観測史上1位を更新した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-0.6℃~+0.6℃で古江、日向、小林は平年より低く、他は平年並だった。旬降水量は、38.5 ㎜~212.0㎜(平年比23%~140%)でえびのは平年より多く、北方は平年より少なく、他は平年並だった。旬日照時間は、平年比31%~73%で延岡、高千穂、古江、鞍岡、西米良は平年より少なく、他は平年よりかなり少なかった。
宮崎市の旬平均気温と旬降水量は平年並で、旬日照時間は平年よりかなり少なかった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
11日 | 高気圧に覆われたが、次第に前線や湿った空気の影響を受けた。 | 晴後雨時々曇、雷を伴う |
12日 | 低気圧や前線の影響を受けた。 | 雨後曇時々晴、雷を伴う |
13日 | 気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 曇一時雨後一時晴 |
14日 | 気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 曇時々晴 |
15日 | 前線や気圧の谷の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
16日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 雨時々曇 |
17日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
18日 | 前線の影響を受けた。 | 曇時々雨、雷を伴う |
19日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
20日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇一時雨 |
【下旬】
この期間は、高気圧に覆われて晴れた日と、気圧の谷や湿った空気などの影響で曇りや雨の日が短い周期で変化した。24 日は、低気圧や前線の影響で大気の状態が不安定となり、南部を中心に大雨となった。
生物季節観測では、もずの初鳴を平年より13 日遅い23 日に、すすきの開花を平年と同じ27 日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-1.7℃~-0.5℃で宮崎は平年並で、小林は平年よりかなり低く、他は平年より低かった。旬降水量は、77.0 ㎜~142.0 ㎜(平年比70%~205%)で鞍岡、加久藤、小林、野尻は平年より多く、他は平年並だった。旬日照時間は、平年比87%~116%で高千穂、鞍岡は平年より多く、他は平年並だった。
宮崎市の旬平均気温、旬降水量及び旬日照時間は平年並だった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
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21日 | 気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴時々曇、霧を伴う |
22日 | 高気圧に覆われたが、次第に前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨一時晴 |
23日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 曇 |
24日 | 低気圧や前線の影響を受けた。 | 雨 |
25日 | 低気圧や前線の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴時々曇 |
26日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇一時晴 |
27日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
28日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷の影響を受けた。 | 晴後時々曇 |
29日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
30日 | 気圧の谷の影響を受けた。 雨時 | 雨時々曇 |