平成30年11月農業気象月報

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概要

平成30年（2018年）11月
宮崎地方気象台

11月の気象概況

上旬は、高気圧に覆われて概ね晴れの日が多かったが、中旬以降は、高気圧と低気圧や気圧の谷の影響を交互に受けたため、晴れの日と曇りや雨の日が数日の周期で経過した。
県内各地の月平均気温は平年差-0.6℃～+0.4℃で全ての観測所で平年並だった。月間降水量は68.5ｍｍ～140.0ｍｍ（平年比60％～141％）の平年並で、西米良、加久藤、えびの、野尻、国富では平年より多かった。月間日照時間は平年比111％～133％で平年より多く、鞍岡、加久藤では平年よりかなり多かった。

【上旬】

期間を通して、高気圧に覆われて概ね晴れの日が多かったが、期間の終わり頃に、前線の影響で雨の降った日があった。
生物季節観測では、イチョウの黄葉を平年より２２日早い１０日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-1.0℃～+0.5℃で全ての観測所で平年並だった。旬降水量は、0.0ｍｍ～18.0ｍｍ（平年比0％～39％）で平年より少なく、古江、西米良、加久藤、えびの、野尻では平年並で、日向、深瀬、油津では平年よりかなり少なかった。旬日照時間は、平年比132％～170％で平年よりかなり多く、加久藤、都城、串間では平年より多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年並で、旬降水量は平年より少なく、旬日照時間は平年よりかなり多かった。

【中旬】

この期間は、高気圧に覆われて晴れの日と、低気圧や前線等の影響で曇りや雨の日が短い周期で経過した。
また、冷たい空気の影響で平年よりも気温の低い日があった。
県内各地の旬平均気温は、平年差-1.0℃～+0.2℃の平年並で、日向では平年より低かった。旬降水量は、23.0ｍｍ～79.0ｍｍ（平年比72％～309％）で平年より多く、加久藤、えびのでは平年よりかなり多く、古江、延岡では平年並だった。旬日照時間は、平年比103％～130％で平年並か平年より多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年並で、旬降水量は平年より多く、旬日照時間は平年並だった。

【下旬】

この期間は、高気圧に覆われて晴れの日と、低気圧や気圧の谷等の影響で曇りや雨の日が数日の周期で経過した。
また、２３日から２４日にかけては、寒気の流れ込みと放射冷却により、山沿いで日最低気温が氷点下となった所があった。
生物季節観測では、カエデの紅葉を平年より９日早い２６日に観測、イチョウの落葉を平年より１４日早い２８日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-0.6℃～+0.6℃の平年並で、加久藤、小林、宮崎、都城、串間では平年より高かった。旬降水量は、28.0ｍｍ～61.0ｍｍ（平年比95％～195％）で平年より多く、加久藤、えびのでは平年並だった。旬日照時間は、平年比79％～106％で平年より少なく、高千穂、古江、鞍岡、西米良、加久藤では平年並だった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年より多く、旬日照時間は平年より少なかった。