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概要
平成30年(2018年)9月
宮崎地方気象台
9月の気象概況
期間の後半に、高気圧に覆われて晴れの日もあったが、台風や前線、湿った空気等の影響で曇りや雨の日が多く、日降水量が100mmを超える大雨となった所があった。特に台風第24号の影響で、29日の23時頃、東諸県郡綾町で発達した積乱雲により、竜巻の可能性が高い突風が発生し、また、30日に宮崎市、日南市、三股町付近で解析雨量が11時までの1時間におよそ120ミリの猛烈な雨となり記録的短時間大雨情報を発表する等、大荒れの天気となった。
県内各地の月平均気温は平年差-0.6℃~+0.6℃の平年並で、宮崎、串間では平年より高く、古江、日向では平年より低かった。月間降水量は327.0mm~781.0mm(平年比116%~210%)で平年より多く、北方、日向、都城、串間では平年よりかなり多かった。月間日照時間は平年比66%~87%で平年より少ないか、平年よりかなり少なかった。
【上旬】
高気圧に覆われて晴れの日もあったが、台風第21号や前線、湿った空気の影響で曇りや雨の日が多かった。2日に、北方で日最大10分間降水量21.0mmを観測し、9月の1位を更新した。
また、期間の後半は秋雨前線が九州付近に停滞し、9日に、日最大1時間降水量が椎葉で31.0mm、古江で30.5mmの激しい雨を観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-1.2℃~-0.1℃で平年より低く、西米良、加久藤、串間では平年並だった。旬降水量は、107.0mm~243.0mm(平年比88%~344%)で平年より多く、油津、串間では平年よりかなり多かった。旬日照時間は、平年比63%~88%で平年より少なく、高千穂、小林では平年並だった。
宮崎市の旬平均気温は平年より低く、旬降水量は平年より多く、旬日照時間は平年より少なかった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
1日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 雨時々曇一時晴、雷を伴う |
2日 | 湿った空気の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴時々曇一時雨 |
3日 | 高気圧に覆われたが、次第に台風第21号の影響を受けた。 | 曇時々晴 |
4日 | 台風第21号や前線の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴時々雨一時曇 |
5日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
6日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇一時雨 |
7日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 薄曇後一時雨、雷を伴う |
8日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 大雨時々曇 |
9日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 雨、雷を伴う |
10日 | 前線や気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 曇時々晴 |
【中旬】
期間の前半は、前線や湿った空気の影響を受けて曇りや雨の日が多く、後半は、高気圧に覆われて概ね晴れた。
また、12日は、日向で280.5mm、都農で203.0mm、延岡で114.5mm、20日は、えびので131.5mmの日降水量を観測し、100mmを超える大雨となった。
県内各地の旬平均気温は、平年差0.0℃~+1.5℃で平年より高く、古江、延岡、日向、油津では平年並だった。旬降水量は、25.5mm~338.0mm(平年比23%~246%)の平年並で、西都、国富では平年より少なく、鞍岡では平年より多く、日向では平年よりかなり多かった。旬日照時間は、平年比72%~120%の平年並で、古江、日向、神門、宮崎では平年より少なく、西米良、串間では、平年より多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年並で、旬日照時間は平年より少なかった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
11日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇後一時雨 |
12日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
13日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨一時晴 |
14日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 曇一時雨 |
15日 | 高気圧に覆われたが、次第に湿った空気の影響を受けた。 | 晴時々曇 |
16日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
17日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 晴時々曇 |
18日 | 高気圧に覆われたが、次第に湿った空気の影響を受けた。 | 晴時々曇 |
19日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 晴後一時曇 |
20日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 雨後一時曇 |
【下旬】
期間を通して、気圧の谷や前線等の影響で曇りや雨の日が多く、特に29日から30日にかけては、台風第24号や秋雨前線の影響で大荒れの天気となった。このため、30日に日最大1時間降水量が西都で78.5mm、日最大風向・風速が西都で21.8m/s(北)、日最大瞬間風向・風速が古江で38.6m/s(北)、日向で24.4m/s(北西)を観測し、それぞれ9月の1位を更新した。更に、日最大風向・風速が古江で21.5m/s(北)、加久藤で17.7m/s(北北西)、串間で21.0m/s(東北東)、日最大瞬間風向・風速が加久藤で28.6m/s(北北西)、西都で41.3m/s(北)、小林で33.4m/s(北北西)、赤江で40.1m/s(北東)、串間で36.0m/s(北東)を観測し、
それぞれ観測史上1位を更新した。
生物季節観測では、ススキの開花を平年と同じ27日に観測、モズの初鳴を平年より18日遅い28日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-0.6℃~+0.7℃の平年並で、加久藤、宮崎、串間では平年より高く、古江では平年より低かった。旬降水量は、156.5mm~469.5mm(平年比150%~419%)で平年よりかなり多く、北方、延岡、日向、加久藤、小林、油津では平年より多かった。旬日照時間は、平年比34%~81%で平年より少ないか平年よりかなり少なく、西米良では平年並だった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年よりかなり多く、旬日照時間は平年より少なかった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
21日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 雨後曇 |
22日 | 前線や湿った空気の影響を受けるが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴時々曇 |
23日 | 高気圧に覆われたが、一時湿った空気の影響を受けた。 | 晴一時曇 |
24日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
25日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 薄曇 |
26日 | 前線や気圧の谷の影響を受けた。 | 雨時々曇 |
27日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴一時雨 |
28日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
29日 | 前線や台風第24号の影響を受けた。 | 大雨後一時曇 |
30日 | 台風第24号の影響を受けた。 | 大雨後一時曇 |