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概要
平成30年(2018年)5月
宮崎地方気象台
5月の気象概況
上旬と下旬は、前線を伴った低気圧や気圧の谷等の影響で曇りや雨の日が多く、日降水量が100mmを超える大雨となった所があった。
中旬は、高気圧に覆われて概ね晴れの日が続き、暖かい空気の影響で平年よりも気温が高く推移した。
また、九州南部(宮崎県を含む)は26日ごろ梅雨入り(平年より5日早く、昨年より11日早い)したと見られる。
県内各地の月平均気温は平年差0.0℃~+0.9℃で平年より高く、高千穂、古江、延岡、日向では平年並だった。月間降水量は196.5mm~606.0mm(平年比77%~171%)で平年より多いかかなり多く、古江、小林、油津、串間では平年並だった。月間日照時間は平年比88%~102%で全ての観測所で平年並だった。
【上旬】
この期間は高気圧に覆われて晴れの日と、低気圧や前線等の影響で曇りや雨の日が短い周期で経過した。2日と7日は、前線の通過等で大気の状態が不安定となり、日降水量が100mmを超える大雨となった所があった。2日は、高千穂で日最大10分間降水量6.0mmを観測、3日は、西米良で日最大風向・風速7.4m/s(北東)、日最大瞬間風向・風速16.5m/s(東南東)を観測、7日は鞍岡で日最大10分間降水量9.5mmを観測、西米良で日降水量161.5mmを観測し、それぞれ5月の1位を更新した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-1.5℃~-0.4℃で平年より低く、宮崎、都城、串間では平年並で、小林では平年よりかなり低かった。
旬降水量は、99.5mm~441.0mm(平年比113%~382%)で平年よりかなり多く、延岡、油津、串間では平年より多く、古江、日向では平年並だった。旬日照時間は、平年比86%~103%の平年並で、西米良、加久藤では平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年並で、旬降水量は平年よりかなり多く、旬日照時間は平年並だった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
1日 | はじめ高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨一時晴 |
2日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 大雨、雷を伴う |
3日 | はじめ気圧の谷や湿った空気の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴一時曇 |
4日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
5日 | 高気圧に覆われた。 | 晴時々薄曇 |
6日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇後一時雨 |
7日 | 低気圧や前線の影響を受けた。 | 雨時々曇一時晴 |
8日 | 低気圧や前線の影響を受けた。 | 雨一時曇 |
9日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇 |
10日 | 高気圧に覆われた。 | 晴、霧を伴う |
【中旬】
期間を通して、高気圧に覆われて平野部では概ね晴れの日が多かったが、山沿いでは前線や気圧の谷の影響で雨の降った所があった。18日は、暖かい空気の影響で気温が上がり、日向で32.9℃の真夏日を観測し、日最高気温の高い方からの5月の1位を更新、赤江で22.4℃を観測し、日最低気温の高い方からの5月の1位を更新した。
生物季節観測では、ヤマツツジの開花を平年より19日遅い14日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差+1.0℃~+2.6℃で平年よりかなり高く、古江では平年より高かった。旬降水量は、3.0mm~87.0mm(平年比4%~72%)で平年より少なく、えびの、小林、宮崎、都城では平年並だった。旬日照時間は、平年比118%~163%で平年よりかなり多いか、平年より多く、加久藤、小林では平年並だった。
宮崎市の旬平均気温は平年よりかなり高く、旬降水量は平年並で、旬日照時間は平年よりかなり多かった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
11日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
12日 | 高気圧に覆われた。 | 晴後一時薄曇 |
13日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 大雨時々曇、雷を伴う |
14日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
15日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
16日 | 高気圧に覆われた。 | 晴時々薄曇、霧を伴う |
17日 | 高気圧に覆われたが、次第に湿った空気の影響を受けた。 | 晴後一時曇 |
18日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 晴後一時薄曇 |
19日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇 |
20日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 晴後時々曇 |
【下旬】
高気圧に覆われて晴れの日があったものの、低気圧や梅雨前線、気圧の谷等の影響で曇りや雨の日が多かった。22日は、気圧の谷や湿った空気の影響で、日向では、日降水量100mmを観測し大雨となった。
また、九州南部(宮崎県を含む)は26日ごろ梅雨入り(平年より5日早く、昨年より11日早い)したと見られる。
県内各地の旬平均気温は、平年差-0.6℃~+0.8℃の平年並で、鞍岡、加久藤では平年より高く、日向では平年より低かった。旬降水量は、23.5mm~240.0mm(平年比40%~245%)の平年並で、北方、神門、西都、宮崎、深瀬、油津では平年より多く、延岡、日向では平年よりかなり多く、高千穂、鞍岡では平年より少なかった。旬日照時間は、平年比40%~63%で平年よりかなり少なく、高千穂、加久藤、西都、小林では平年より少なかった。
宮崎市の旬平均気温は平年並で、旬降水量は平年より多く、旬日照時間は平年よりかなり少なかった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
21日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 雨時々曇 |
22日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 大雨 |
23日 | 前線や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
24日 | 高気圧に覆われた。 | 晴一時薄曇 |
25日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇 |
26日 | 低気圧や梅雨前線の影響を受けた。 | 大雨後一時曇 |
27日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
28日 | 低気圧や梅雨前線の影響を受けた。 | 雨 |
29日 | 低気圧や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
30日 | 湿った空気の影響を受けた。 | 曇一時雨 |
31日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 雨時々曇 |