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概要
平成30年(2018年)1月
宮崎地方気象台
1月の気象概況
期間を通して、高気圧に覆われて概ね晴れの日が多かったが、後半は、高気圧に覆われて晴れの日と、低気圧や前線、気圧の谷及び湿った空気の影響で曇りや雨の日が短い周期で変わった。
また、中旬頃に平年より気温の高い日もあったが、上旬と下旬は、冬型の気圧配置と強い寒気の流れ込みにより、平年に比べ気温の低い状況が続いた。このため、西米良で日最大風向・風速及び日最大瞬間風向・風速の1月の1位を更新し、赤江で日最低気温の低い方からの観測史上1位を更新した(1月の極値更新表参照)。
県内各地の月平均気温は平年差-1.4℃~-0.6℃で全ての観測所で平年より低かった。月間降水量は38.0mm~168.0mm(平年比71%~143%)で平年より多いか平年並だった。月間日照時間は平年比106%~121%で平年より多く、古江、延岡、加久藤、小林では平年よりかなり多く、油津では平年並だった。
【上旬】
期間のはじめは、高気圧に覆われて概ね晴れの日が多かったが、中頃と終わりは、低気圧や気圧の谷及び前線や寒気の影響で雨や雪の降った所があった。特に8日は、前線を伴った低気圧の接近により、えびので48.0mmの日降水量を観測した。
また、冬型の気圧配置と強い寒気の流れ込みにより、10日に初雪(平年より11日早く、昨年より31日早い)を観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-1.0℃~+0.4℃の平年並で、日向、西米良では平年より低かった。旬降水量は、17.5mm~96.0mm(平年比118%~521%)で平年より多く、高千穂、鞍岡、西米良、加久藤、えびの、小林では平年よりかなり多かった。旬日照時間は、平年比71%~100%で平年より少なく、古江、延岡、西都では平年並だった。
宮崎市の旬平均気温は平年並で、旬降水量は平年より多く、旬日照時間は平年より少なかった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
1日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
2日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
3日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
4日 | 高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷の影響を受けた。 | 曇時々晴 |
5日 | 低気圧や気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 雨後曇時々晴 |
6日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
7日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇 |
8日 | 低気圧や前線の影響を受けた。 | 雨時々曇 |
9日 | 冬型の気圧配置となった。 | 晴 |
10日 | 冬型の気圧配置となった。 | 晴時々雨 |
【中旬】
期間を通して、高気圧に覆われて概ね晴れの日が多かったが、17日は、前線の影響により南部山沿いで日降水量が30mm以上の雨を観測した所があった。
また、期間のはじめは、冬型の気圧配置や強い寒気の流れ込みにより、11日は、鰐塚山の初冠雪(平年より7日早く、昨年より30日早い)を観測した。期間の中頃からは、南からの暖かい空気や日射の影響により日最高気温が3月から4月並の気温となった。
県内各地の旬平均気温は、平年差-1.1℃~+0.1℃の平年並で、西米良では平年より低かった。旬降水量は、3.5mm~48.0mm(平年比19%~112%)で全ての観測所で平年並だった。旬日照時間は、平年比119%~150%で平年よりかなり多く、鞍岡、延岡、日向、神門では平年より多かった。
宮崎市の旬平均気温と旬降水量は平年並で、旬日照時間は平年よりかなり多かった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
11日 | 冬型の気圧配置となった。 | 晴 |
12日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
13日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
14日 | はじめ気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 薄曇後時々晴 |
15日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
16日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
17日 | はじめ前線の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴時々雨一時曇 |
18日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
19日 | はじめ気圧の谷や湿った空気の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 曇後晴 |
20日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
【下旬】
この期間は、高気圧に覆われて晴れの日と、低気圧や前線、気圧の谷及び湿った空気の影響で曇りや雨の日が短い周期で変わった。24日は、冬型の気圧配置となって気圧の傾きが大きくなり、西米良で日最大風向・風速が北北東の風10.4m/sを観測、日最大瞬間風向・風速が北の風18.4m/sを観測し、それぞれ1月の1位を更新した。27日は、高気圧に覆われて晴れとなり、寒気と放射冷却の影響で冷え込み、赤江で-3.8℃を観測し、日最低気温の低い方からの観測史上1位を更新した。
また、30日に「長期間の低温に関する宮崎県気象情報第3号」を発表し、農作物の管理等に注意を呼びかけた。
生物季節観測では、ヒバリの初鳴を平年より11日早い30日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-2.7℃~-1.5℃で平年よりかなり低く、神門、西米良、加久藤、都城、串間では平年より低かった。
旬降水量は、13.0mm~24.0mm(平年比53%~99%)の平年並で、えびの、小林では平年より少なかった。旬日照時間は、平年比111%~141%で平年より多いか平年よりかなり多く、油津では平年並だった。
宮崎市の旬平均気温は平年よりかなり低く、旬降水量は平年並で、旬日照時間は平年より多かった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
21日 | 高気圧に覆われたが、気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 晴時々曇 |
22日 | 低気圧の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 雨後時々晴一時曇 |
23日 | 冬型の気圧配置となった | 快晴 |
24日 | 冬型の気圧配置となった | 晴 |
25日 | 高気圧に覆われたが、気圧の谷の影響を受けた。 | 晴一時曇 |
26日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
27日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
28日 | 前線や気圧の谷の影響を受けた。 | 雨時々曇 |
29日 | 気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴時々曇 |
30日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
31日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇 |