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概要
平成29年(2017年)5月
宮崎地方気象台
5月の気象概況
期間の前半は、前線や低気圧、気圧の谷や湿った空気の影響により曇や雨の日が多く、12日は、低気圧や前線の影響を受け大気の状態が不安定となり、日降水量が100mmを超える大雨となった所があり、加久藤で日降水量165.5mm、日最大1 時間降水量46.0mm、野尻で日降水量151.0mm、日最大1 時間降水量50.5mm、国富で日降水量143.5mmを観測し、期間の後半は、高気圧に覆われて概ね晴れの日が多く、30日は、高気圧に覆われ強い日射の影響も加わって気温が上がり、日最高気温の高い方から高千穂で32.3℃、鞍岡で31.3℃、小林で33.4℃を観測し、それぞれの観測所で降水量及び気温の月の極値を更新した。また、月間日照時間の多い方から西米良で167.6h を観測し、月の極値を更新した。
県内各地の月平均気温は平年差-0.3℃~+0.7℃で平年並か平年より高く、小林では平年よりかなり高かった。月間降水量は80.0mm~270.0mm(平年比36%~119%)で平年並で、延岡、野尻では平年より多く、えびの、深瀬では平年より少なく、油津、串間では平年よりかなり少なかった。月間日照時間は平年比115%~129%で平年より多く、延岡、宮崎では平年よりかなり多かった。
【上旬】
この期間は、高気圧に覆われて晴れの日もあったが、前線や低気圧、湿った空気の影響により曇や雨の日が多く、天気は短い周期で変化した。
生物季節観測では、ホタルの初見を平年より12日早い4日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-0.5℃~+0.7℃で平年並だったが、延岡、宮崎、串間では平年より高く、小林では平年より低かった。
旬降水量は、28.5mm~85.5mm(平年比42%~125%)で平年並か平年より少なく、北方では平年より多かった。旬日照時間は、平年
比70%~94%で平年より少なく、延岡、日向、宮崎では平年並だった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量と旬日照時間は平年並だった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
1日 | はじめ高気圧に覆われたが、次第に湿った空気の影響を受けた。 | 晴時々薄曇 |
2日 | はじめ高気圧に覆われたが、次第に湿った空気や気圧の谷の影響を受けた。 | 曇一時晴 |
3日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
4日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇後雨 |
5日 | はじめ前線や湿った空気の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 曇時々雨一時晴 |
6日 | はじめ気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 晴一時曇 |
7日 | はじめ気圧の谷や湿った空気の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 薄曇時々晴 |
8日 | はじめ高気圧に覆われたが、次第に湿った空気の影響を受けた。 | 薄曇一時晴 |
9日 | 前線の影響を受けた。 | 雨時々曇 |
10日 | はじめ気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 曇後晴 |
【中旬】
期間の初めに低気圧や前線の影響で雨の日があったが、期間を通して高気圧に覆われて概ね晴の日が多かった。12日は、低気圧や前線の影響を受け大気の状態が不安定となり、日降水量が100mmを超える大雨となった所があり、加久藤で日降水量165.5mm、日最大1 時間降水量46.0mm、野尻で日降水量151.0mm、日最大1 時間降水量50.5mm、国富で日降水量143.5mmを観測し、共に5月の極値を更新した。
県内各地の旬平均気温は、平年差-1.0℃~+0.6℃で平年並で、古江、日向、西都では平年より低く、小林、都城では平年より高かった。
旬降水量は、42.5mm~191.5mm(平年比62%~255%)で平年より多く、西都、野尻、国富、宮崎では平年よりかなり多く、油津、串間では平年並だった。旬日照時間は、平年比134%~155%で平年よりかなり多いか、平年より多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年並で、旬降水量と旬日照時間は平年よりかなり多かった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
11日 | はじめ高気圧に覆われたが、次第に湿った空気の影響を受けた。 | 晴後一時薄曇 |
12日 | はじめ高気圧に覆われたが、次第に低気圧や前線の影響を受けた。 | 曇時々大雨一時晴、雷を伴う |
13日 | 低気圧や前線の影響を受けた。 | 曇一時雨 |
14日 | 高気圧に覆われた。 | 晴時々薄曇 |
15日 | 高気圧に覆われた。 | 薄曇一時晴 |
16日 | 気圧の谷の影響を受けた。 | 曇 |
17日 | はじめ気圧の谷の影響を受けたが、次第に高気圧に覆われた。 | 薄曇後一時晴 |
18日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
19日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
20日 | 高気圧に覆われた。 | 晴後時々薄曇 |
【下旬】
期間を通して高気圧に覆われて概ね晴の日が多かったが、24日、25日と31日は低気圧や気圧の谷、湿った空気の影響で雨となった。30日は、高気圧に覆われ強い日射の影響も加わって気温が上がり、日最高気温の高い方から高千穂で32.3℃、鞍岡で31.3℃、小林で33.4℃を観測し、共に5月の極値を更新した。
生物季節観測では、ヤマツツジの開花を平年より31日遅い26日に、キアゲハの初見を平年より47日遅い31日に観測した。
県内各地の旬平均気温は、平年差0.0℃~+1.2℃で平年より高く、古江、日向、西都、油津では平年並だった。旬降水量は、3.5mm~64.5mm(平年比4%~75%)で平年より少なく、宮崎、都城、深瀬、油津、串間では平年よりかなり少なく、古江、北方、延岡、日向では平年並だった。旬日照時間は、平年比125%~154%で平年よりかなり多く、古江、神門では平年より多かった。
宮崎市の旬平均気温は平年より高く、旬降水量は平年よりかなり少なく、旬日照時間は平年よりかなり多かった。
日々の天気概況 | 宮崎市の昼間の天気 | |
---|---|---|
21日 | 高気圧に覆われた。 | 薄曇 |
22日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
23日 | はじめ高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 晴時々曇 |
24日 | はじめ高気圧に覆われたが、次第に気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 雨時々曇一時晴 |
25日 | 低気圧や気圧の谷の影響を受けた。 | 曇時々雨 |
26日 | 高気圧に覆われた。 | 晴一時薄曇 |
27日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
28日 | 高気圧に覆われた。 | 晴後薄曇 |
29日 | 高気圧に覆われた。 | 快晴 |
30日 | 高気圧に覆われた。 | 晴 |
31日 | 気圧の谷や湿った空気の影響を受けた。 | 曇一時雨 |